1万円以下の激安スマホやタブレットの選び方! チェックポイントとオススメモデル

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昨年は2〜3万円の価格で「使える」格安スマホやタブレットが続々と登場した年でもあった。昔のように常用に耐えられないモデルは減り、安心して買えるようになったことは嬉しい限りだ。

とはいえ、まだまだ1万円以下の激安スマホやタブレットは市場に多くある。
この1万円以下のモデルは、本当に「使える」のだろうか。

●コストカットされるのは「ディスプレイ」と「ストレージ」
1万円以下のモデルで共通しているのは、搭載されている装備の性能が低いことだ。
主に、品質が節約される部分が以下となる。
・ディスプレイ

スマホでもタブレットでも、HD未満のモデルが多い。
また、視野角が狭いモデルも多い。

・ストレージ

本体の保存容量は4GBや8GBなど、少ない。

・メモリ

動作の快適性を決めるメモリは1GBが主流

・カメラ

500万画素程度が主流
となっている。

特に激安モデルで気にしなければいけないのが、「ディスプレイ」と「ストレージ」だ。
特にディスプレイは
・横から見るとそもそも見えにくい
・細かい字は読みにくくなる。
また、ストレージが少ないモデルは、
・大容量アプリが入らない
・音楽や動画配信サービスのコンテンツが入らない
ということを意味する。

●割りきった使いかたをすればアリ
それでは、1万円以下モデルは、どのような使い方なら実用になるのだろうか。

ゲームもビジネスにも使うといった、なんでもできる、なんでも使う、こうした用途には向いてはいない。
データを本体に保存しないオンライン利用なら
・動画配信サービスの動画を視聴する
・音楽聴き放題サービスを使う
・書籍を読む

という使いかたであれば問題なく使えるだろう。

しかし、2〜3万円以上のモデルとは違い、CPUもメモリも貧弱なのは間違いない。
したがって、動作の緩慢さは当然ある。これが許せる寛容な心も必要だろう。

●1万円以下のモデル おすすめはコレ!
それでは、1万円以下のモデルでおすすめを紹介しよう。
・Amazon Fire タブレット 8GB
 実売価格8980円
7インチディスプレイを採用したモデルで、Amazonの提供するビデオや音楽、書籍に利用できる。
プライム会員向けに格安で販売することも多く、5000円未満で買えることも。
Amazonのコンテンツサービスを使うのであれば買っておくべきタブレットだ。

・TOSHIBA Tablet AT7-B619
 実売価格9800円
こちらも7インチディスプレイを採用したタブレットだが、イチバンのメリットは本体ストレージが16GBあることだ。
それ以外の設計はやや古いため、タブレット入門に良いだろう。
OSはAndroid 4.2を採用している。

・AuBee smartphone 「elm.」
 実売価格7344円
なんと7000円台で購入できるスマホも登場している。
LTEは使えず、3Gのみだが、SIMフリースマホとして利用できる。
また、IPSディスプレイやクアッドコアCPUなど、ワンクラス上の性能を持っているのも特徴だ。


1万円以下となると、選択肢はあまり多くない。品質面で厳しいモデルも実際に存在する。
その中でも、上記3モデルは比較的「使える」モデルと言えるだろう。

1万円以下モデルの購入は、安物買いの銭失いにならないように、性能をしっかり調べて挑戦してほしい。


布施 繁樹