栗原恵(Photo by B.O.S)

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岡山シーガルズに所属する栗原恵。かつては“プリンセス・メグ”と呼ばれ、日本を背負うバレーボール選手の一人として活躍するも、度重なる左足の負傷もあり、いつしか全日本を外れると昨年3月には右膝前十字じん帯を損傷するなど選手生命の危機を迎えていた。

しかし、今年1月、約11カ月ぶりにコートへ帰ってきた栗原は復活に対し強い意欲を持っていた。15日放送、NHK「サタデースポーツ」では、「栗原恵もう一度コートへ」と題し、栗原の苦しい一年間を振り返っている。

「ずっと懸けてきたバレーボールがなくなったときに自分の価値はなんなのか。ここまで積み上げてきたので、自分でも簡単に辞めるって言いたくない」。番組のカメラにこう語った栗原は、下位に低迷する市民クラブである岡山シーガルズを選択した理由についても「若いチームでこれから作っていくチームだから、必要としてくれるチームで出来るってことで、本当に歓迎して貰ったので」と説明した。

そんな栗原のリハビリは、膝に負担をかけないレシーブ姿勢を身体に染み込ませる練習を続けつつ、上半身の強化を徹底して行った。今月の試合では、チーム最多となる24本のスパイクを放つまでに回復している姿をアピールした栗原は「今まで以上のものにはなれるのかなっていう。スタートラインの前までこれたと思うので。そういう、ここからのスタートでも出来るんだぞっていうのは見せれるような選手になりたい」と、今後の成長を誓った。