立体物をスキャン・転送・出力する3Dコピー&FAX複合機『Zeus』、PC不要でスタンドアロン動作
Zeus の開発元である AIO Robotics を創業したのは、南カリフォルニア大学で計算機科学のPh.Dをとった Jens Windau 氏とKai Chang 氏。Zeus は 3Dスキャナとプリンタ、そしてスタンドアロンでスキャンデータを送信する機能を備えることから、「3Dオールインワンコピー機」を名乗っています。
ほか特徴はARMベースのオンボードコンピュータを備え、PCに接続せずスタンドアロンでスキャンやコピー、送信ができること。スキャン / プリントできる物体の大きさは、ターンテーブルの直径300mm より下のもの。
また高精度のアルミ部品を使うことで、プリント解像度が100ミクロンと細かいことも特徴のひとつ。開発者は75ミクロンや50ミクロンでさえ可能だろう、としています。
Zeus は実働するプロトタイプが完成しており、9月には Kickstarter で量産に向けた資金と予約を募るキャンペーンを実施する予定です。
価格については、ホビーユーザー向けの安価な3Dプリンタと3Dスキャナを合わせたよりは大幅に安い設定になる予定。
なお 3Dスキャンは直線のレーザー光を当てて輪郭をHDカメラで撮影する方式ですが、最終的な3Dモデル化は計算量が多いため、データをアップロードしてクラウド側で処理する方式とのこと。
開発者はこれをあくまで負荷軽減のためとしていますが、いずれ3Dプリンタがさらに高度化し普及したときには、武器製造や知財侵害を監視するためネット認証規格が導入され、スタンドアロンの3Dファブリケータが違法品になったりするかもしれません。
