■倉元 <5216>  177円 (+50円、+39.4%) ストップ高

 倉元製作所 <5216> [東証S]がストップ高。前週末19日の取引終了後に、子会社KURAMOTOペロブスカイトが、中国ポリロックス・ケミカル(広東聚石化学)グループのポリロックス・ケミカル(香港)と「ペロブスカイト太陽電池プロジェクト投資枠組み協定書」を締結することを決議し、協定書締結に先立ち30万ドルの前受金を受け取ったと発表したことが好感された。倉元は、ペロブスカイト太陽電池のガラス・フィルム型両用プラントに係る設備投資を進めているが、事業の本格的な量産体制の構築及び事業化には今後も追加的な資金、技術・製造ノウハウ、販売・調達ネットワークなどの経営資源が必要となることから、複数の事業パートナーとの協業可能性を検討していた。本協定書の締結により、ポリロックスグループとの正式契約の交渉を進めるとしているが、協定書は正式契約ではなく、ポリロックスグループによる出資実行、前受金の増資払込金または出資金への充当、合弁事業化などを保証するものではないとしている。なお、同件が26年12月期業績に与える影響は精査中としている。

■PowerX <485A>  2,200円 (+400円、+22.2%) ストップ高

 パワーエックス <485A> [東証G]がストップ高。株価は5月下旬の株式分割権利落ち後に急激な調整を強いられ、時価(前週末終値時点)は5月11日の上場来高値5576円70銭(分割修正後株価)から約67%の大幅下落を余儀なくされていた。22日は満を持してリバウンドに転じている。前週末取引終了後、同社は豊田通商グループのエレマテック(東京都港区)からベトナムを仕向地とする大型定置用蓄電システムを受注したことを発表した。初の海外市場への供給案件となる。受注金額は約17億円としており、26年12月期に売上高に計上する予定。これを手掛かり材料に投資マネーの再攻勢を誘発した。

■シンカ <149A>  850円 (+150円、+21.4%) ストップ高

 シンカ <149A> [東証G]がストップ高。前週末19日の取引終了後に、フィックスターズ <3687> [東証P]と資本提携契約を締結すると発表しており、これを好感した買いが流入した。両社はシンカの主力製品であるクラウド型コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」におけるAI機能の強化及び高度化を目的に今年3月に業務提携したが、今回の資本提携は両社の更なる連携を深めるのが狙い。シンカはFスターズ100%子会社のFixstars Investmentを割当先とする14万株の新株を7月6日を払込期日として発行する予定で、調達資金9790万円は「カイクラ」における生成AI関連機能の開発及び機能向上のための費用に充てる方針だ。なお、今回の第三者割当増資によりFixstars Investmentのシンカ株式の保有割合は4.12%となる。

■ツインバード <6897>  471円 (+80円、+20.5%) ストップ高

 ツインバード <6897> [東証S]がストップ高。ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が前週末19日の取引終了後、ツインバードに対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付価格は1株800円で、完全子会社化を目指す。ツインバードの株価はTOB価格にサヤ寄せした。買付予定数の下限は727万800株で、上限は設定しない。10月下旬をメドに公開買い付けを開始することを想定。TOBが成立した場合、ツインバードは上場廃止となる見通し。ツインバードは一連の取引が企業価値や株主共同の利益を確保し向上させるかという観点で慎重な検討を行い、見解を公表する予定。ジャパネットは、製品の企画・設計から製造、販売、アフターサービスまでを行う製販垂直統合モデルの構築を目的とする。ツインバード側の賛同がない場合はTOBを実施しないとしている。

■ワシントンH <4691>  3,035円 (+501円、+19.8%) ストップ高

 ワシントンホテル <4691> [東証S]がストップ高。約1ヵ月半ぶりに上場来高値を更新した。アパホールディングス(東京都港区)が19日付で関東財務局に提出した変更報告書で、ワシントンH株の保有割合(共同保有分を含む)が7.49%から8.72%へ増加したことが判明した。保有目的は「純投資」としている。報告義務発生日は6月12日。これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。

■北川精機 <6327>  6,190円 (+1,000円、+19.3%) ストップ高

 北川精機 <6327> [東証S]がストップ高。前週末19日の取引終了後に、26年6月期の連結業績予想について、営業利益を8億1000万円から8億5000万円(前期比36.4%増)へ、純利益を5億9000万円から6億1000万円(同54.8%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を14円から20円(前期12円)へ引き上げたことを好感した買いが流入した。売上高は従来予想の66億円(前期比6.0%増)を据え置いたものの、国内外向けのプリント基板関連プレス装置やシステムストッカーが牽引役となり売上高が計画通り順調に進捗していることに加えて、工場稼働率が高水準で推移し生産効率が向上していることや、製造プロセスの改善による原価低減などが寄与する。

■サツドラHD <3544>  963円 (+150円、+18.5%) ストップ高

 サツドラホールディングス <3544> [東証S]がストップ高。同社は前週末19日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表した。三菱商事 <8058> [東証P]系の丸の内キャピタルの傘下で株式取得を目的に設立されたテラがサツドラHDに対し、非公開化を目的として1株1220円でTOB(株式公開買い付け)を実施する。サツドラHDの株価はTOB価格にサヤ寄せした。買付期間は22日から8月3日まで。買付予定数の下限は416万5800株で、上限は設定しない。TOBが成立した場合、所定の手続きを経てサツドラHDは上場廃止となる見通し。東京証券取引所は6月19日付でサツドラHDを監理銘柄(確認中)に指定した。

■GMO <9449>  3,542円 (+542円、+18.1%)

 東証プライムの上昇率2位。GMOインターネットグループ <9449> [東証P]が急反騰。前週末19日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を1600万株(自己株式を除く発行済み株数の16.32%)、または300億円としており、取得期間は6月22日から来年6月21日まで。資本効率の向上や企業価値の拡大を目的とするほか、06年から07年にかけてローンクレジット事業の撤退に伴う資本増強に際して発行した約3835万株の取得・消却の早期実行を図るためとしている。

■リベラウェア <218A>  990円 (+150円、+17.9%) ストップ高

 Liberaware <218A> [東証G]がストップ高。22日午前11時ごろ、ドローンを活用した3Dインフラ管理システムを提供する韓国ALTIVIONと、同国における土木インフラ分野を中心とした事業活動の開発・拡大を目的とする業務提携に関する覚書(MOU)を締結したと発表しており、材料視した買いが集まった。韓国市場における事業機会の拡大と顧客価値の向上を図る。

■エネチェンジ <4169>  190円 (+28円、+17.3%)

 ENECHANGE <4169> [東証G]が急反騰。22日正午ごろ、取得総数400万株(3月末時点の自己株式を除く発行済み株式総数の9.3%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いを行うと発表しており、好感した買いが集まった。取得期間は8月10日から来年6月30日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、企業価値の向上を図る。

■Jフロント <3086>  2,905円 (+398.5円、+15.9%)

 東証プライムの上昇率3位。J.フロント リテイリング <3086> [東証P]が4日続急騰。前週末19日の取引終了後、シンガポールに拠点を置く投資顧問会社3Dインベストメント・パートナーズがJフロントの株式について、新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視された。同日、関東財務局に提出された大量保有報告書によると、3Dインベストメントの保有比率は5.10%。報告義務発生日は12日。報告書において3Dインベストメントは重要提案行為などを行う可能性がある、と記載している。

■テラプローブ <6627>  14,560円 (+1,820円、+14.3%)

 テラプローブ <6627> [東証S]が急反騰。日本マイクロニクス <6871> [東証P]、日本電子材料 <6855> [東証S]など 半導体検査用プローブカードを手掛ける銘柄に投資金が集中し軒並み急騰した。生成AIの急成長を背景にAI半導体の需要が沸騰状態にあるが、特にGPU(画像処理半導体)とセットで搭載されるHBM(高帯域メモリー)の世代交代に伴う需要が高水準で、これに伴う最先端半導体などに対する検査ニーズの高まりが関連銘柄の株価を強く刺激している。日本マイクロはモルガン・スタンレーMUFG証券が今月11日に目標株価を1万9000円に引き上げるなど、今の好収益環境を裏付けている。

■アイサンテク <4667>  2,104円 (+240円、+12.9%) 一時ストップ高

 アイサンテクノロジー <4667> [東証S]が急反騰、一時ストップ高となった。建築・土木業界向けソフトの開発及び販売を手掛けるほか、3次元マップ技術などを駆使して自動運転などのモビリティ分野にも積極展開する。足もとの業績も好調だ。前週末19日取引終了後に発表した26年3月期決算は営業利益が前の期比69%増の7億6000万円と急拡大し過去最高を大幅更新したほか、27年3月期も成長トレンドをまい進、同利益は前期比12%増の8億5000万円とピーク利益更新基調が続く見通しだ。公共セグメントにおける自社開発ソフト大型案件の寄与に加え、自動運転の社会実装に向けた旺盛な需要が収益に貢献している。株価は今月10日に2140円の戻り高値をつけた後に調整を入れたが、前週から戻り歩調をみせていた。きょうはマドを開けて一気に上値追いを加速させた。

■ヴレインS <135A>  4,510円 (+505円、+12.6%)

 VRAIN Solution <135A> [東証G]が急反騰。22日午後1時30分ごろ、トヨタ自動車 <7203> [東証P]傘下のダイハツ工業と製造工程におけるAIを用いた外観検査技術に関する特許を共同出願したと発表しており、好感した買いが集まった。ヴレインSによると、特許出願技術は従来人の目と感性に頼っていた検査工程において、人間の判断プロセスに迫るAIアプローチを可能にする。判定のばらつきを無くすことで精度の安定化を図るとともに、作業工数の大幅な削減を実現するという。

※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース