霧島市の温泉施設で21日、家族と入浴中だった5歳の男の子が行方不明になり、捜索が続いていますが、行方は分からないままです。その後の取材で、男の子がいなくなった浴室には、湯船と同じ高さに窓があり、警察が駆けつけた際、窓が開いた状態だったことが分かりました。

「子どもがいなくなった」母親から通報

行方不明になっているのは熊本県八代市の保育園児、田中嶺臣(たなか・れお)くん5歳です。

警察などによりますと21日午後3時半ごろ、霧島市隼人町嘉例川の温泉施設「かれい川の湯」で「子どもがいなくなった。川に落ちた可能性がある」と母親から消防に通報がありました。

湯船とほぼ同じ高さには窓 警察が到着した時には窓が開いていた状態

嶺臣くんは、通報の15分ほど前まで家族湯で入浴していて、先に両親が脱衣所に行ったあと、嶺臣くんの姿が見えなくなったということです。

(かれい川の湯支配人)「川の水量は大人でも危ない。みんなで手分けして探すような雰囲気だった」

温泉施設は天降川沿いにあります。嶺臣くんがいなくなった浴室は、湯船とほぼ同じ高さには川側に窓があって、警察が到着した時には窓が開いていたということです。

同じタイプの浴室の写真を見てみると

嶺臣くん家族が利用したのは、川沿いに露天風呂と内湯が並ぶタイプの浴室だったということです。

露天風呂の画像は、実際に嶺臣くん家族が利用した場所の写真です。石を並べた湯船があり、川側には低い石で仕切りがあります。その向こうの低い場所に天降川が流れていて、中洲が見えます。当時は仕切りの上側にすだれがあったということです。

嶺臣くん家族が利用したものと同じタイプの内湯を撮影した写真では、平面の石材でとみられる湯船とほぼ同じ高さに、およそ1メートルほどの窓があります。

内湯の窓から外に出た可能性があるとみて捜索が続いています。

川は増水し流れが速くなっていた

川は当時、増水し流れが速くなっていました。

警察は嶺臣くんが川に流された可能性もあるとみて、温泉付近の川を中心に120人態勢で捜索していますが、今のところ見つかっていません。