負傷者役の浄水場職員の状態を確かめる消防隊員たち=19日、横浜市戸塚区の小雀浄水場

 神奈川県警と横浜市は19日、同市戸塚区の小雀浄水場でテロを想定した訓練に取り組んだ。戸塚署や戸塚消防署、浄水場などから約65人が参加し、緊急時の対応や情報共有の手順を確かめた。

 訓練は、浄水場に不審者が侵入し、管理棟内にまかれた液体で職員2人が負傷したという想定で実施。駆け付けた警察官が不審者を取り押さえて連行した後、防護服をまとった消防隊員が負傷者を搬送した。県警のNBC(核、生物、化学)部隊も出動し、散布された不審な液体の検査と除去に当たった。

 戸塚署の下山男署長は国際園芸博覧会(園芸博)の開催を念頭に「海外では公共施設を狙ったテロが相次いでいる。地域の安全を確保するために緊密な連携は不可欠だ」と訴え、浄水場の今西俊裕場長は「浄水場は命につながる施設。訓練で大きな財産を得た」と評した。