故障したエレベーターからの脱出時に女性が誤って転落し死亡

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2026年6月17日、中国メディア・紅星新聞は、湖南省でエレベーター故障により閉じ込められた女性が、救助時に資格のない警備員が扉を開けたことで転落死したと報じた。

記事によると、10日に湖南省永州市祁陽市の集合住宅「橄欖佳苑」でエレベーターが停止する故障が発生し、閉じ込められた黄(ホアン)さん(49)が、脱出を図る際に約20メートル下に転落し、死亡する事故が起きた。

亡くなった黄さんの娘である呉(ウー)さんの証言によると、エレベーターは1階と2階の間で停止。カゴの床は1階の床より1.4メートル高い位置だった。

故障発生から約30分後に警備員が駆けつけ、専用の鍵で扉を開けた。すると乗っていた1人がカゴからジャンプして1階の床に降り、次の人のために足場として金属製の消火器ボックスを1階の床に置いた。

黄さんはこれを利用して脱出しようとしたが、ボックス上に着地した際にボックスが重みでつぶれて傾き、バランスを崩してカゴと1階の床の間にできた隙間から昇降路の底へ転落した。この建物には地階があったため、昇降路の底部は1階から約20メートルの深さとなっていたようだ。

記事によると、エレベーター保守点検業者の永州華栄電梯有限公司の作業員は、「故障時には専門スタッフの到着を待つ必要があり、管理会社の警備員が勝手に救助を行うことは許されない」と指摘した。

このエレベーターでは以前から故障が頻発しており、2018年にはすでに住民からメンテナンス不備の訴えが行政サイトに寄せられていたという。管理会社側は救助の不適切さを認めており、市は事故調査チームを組織し、関係部署による責任所在の調査が続いている。(編集・翻訳/川尻)