中国新疆で教育環境改善 各地から多様な支援

【新華社ウルムチ6月18日】中国各地の省や直轄市は近年、新疆ウイグル自治区で、校舎や教育設備の整備、教員の派遣、教育資源の共有、学校運営への協力など、さまざまな教育支援を進めている。
安徽省が支援するホータン地区皮山県の安徽実験学校は、2021年3月に開校した。安徽省の地方劇「黄梅戯(こうばいぎ)」や舞踊、書道、美術、陶芸などのクラブがあり、仮想現実(VR)教室や人工知能(AI)教室も整備されている。
安徽省の淮南師範学院から派遣され、同校で地理を教える陳子竜(ちん・しりゅう)さんによると、生徒たちは地図や地形写真を用いた授業を通じて、国土や各地の自然景観について理解を深めている。
河北省の保定学院は2000年以降、卒業生らをタクラマカン砂漠南部の且末県に送り出し、現地での教育活動を支えてきた。且末県第一中学校では現在も、同学院から派遣された教員が、現地教員とのペアによる指導やモデル授業、共同での授業準備などに関わっている。

高校2年の女子生徒、ディリアレ・アブリクムさんは以前、内向的で、自分から発言するのが苦手だったという。保定学院から来た教員が学習や生活を気にかけてくれるようになり、「今ではクラスで発言するだけでなく、壇上に立って問題の解き方を説明できるようになった」と話した。教員の親身な指導を受け、明るく自信を持てるようになったという。
山西省の支援を受けて建設された昌吉回族自治州阜康市の晋和小学校は、24年に開校した。延べ床面積は1万5千平方メートルで、校舎や運動施設のほか、科学実験室、芸術教室、図書館、卓球場などを備える。

同校は25年9月、山西省太原市の五一路小学校教育グループとの提携を開始し、教育資源を共有するほか、授業研究などでも連携している。
新疆では、全国各地からの支援により、教育設備や教員体制、授業内容、学校運営などの改善が進んでいる。(記者/常博深)























