スミヨン騎手が8日間の騎乗停止 他馬妨害&同じAオブライエン厩舎の人気馬に有利な状況をつくったため セントジェームズパレスS
クリストフ・スミヨン騎手=ベルギー出身、フランス拠点=が日本時間17日未明に行われた英ロイヤルアスコット開催のセントジェームズパレスステークス・G1(英国・アスコット競馬場・芝1590メートル)で、8日間の騎乗停止処分を受けた。
BHA(英国競馬統括機構)の審判員のリポートによると、4番人気のプエルトリコ(牡3歳、愛国・エイダン・オブライエン厩舎、父ウートンバセット)に騎乗した際、同じAオブライエン厩舎の人気馬、グスタード(ライアン・ムーア騎手)に有利な状況をつくったとしている。
具体的には、先行していたスミヨン騎手は最後の直線に向かうときに騎乗馬を意図的にラチから遠ざけ、2番手から進めていたパワーブルー(デヴィッド・イーガン騎手)の進路を妨害。その際、内側にスペースが生まれ、後方の内で脚をためていたグスタードが前に壁がなくスムーズに走れるようになった。
この件についてスミヨン騎手、イーガン騎手は事情聴取を受けてレースのVTRを見せられ、プエルトリコとグスタードを管理するAオブライエン調教師は電話で事情聴取を受けたことがリポートには記されている。
なお、スミヨン騎手のプエルトリコは最下位の6着で、サポートを受けたグスタードは短頭差の2着。単勝1・8倍で断然1番人気のボウエコー(牡3歳、英国・ジョージ・ボーウィー厩舎・父ナイトオブサンダー)が外から脚を伸ばし、無傷5連勝で英2000ギニーに続くG1連勝となった。ビリー・ロックネイン騎手の騎乗で、勝ちタイムは1分38秒48。
また、グスタードに騎乗したライアン・ムーア騎手=英国=も不注意騎乗で3日間の騎乗停止処分を受けた。スタート直後に左に寄ったのを修正せず放置し、ボウエコー、トークオブニューヨーク(ウィリアム・ビュイック騎手)、プエルトリコの数歩分のスペースが不足したとしている。
