6月18日(木)3:05〜放送 /BS日テレ 7月4日(土)午前7:00〜

◆6月放送プログラム
コルンゴルト作曲 ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク作曲 交響曲第8番
指揮=シルヴァン・カンブルラン
ヴァイオリン=イリア・グリンゴルツ
2026年5月26日 サントリーホール

粗品と読響コンサートマスター戸原直さんとの対談もお楽しみに!
◆音楽監修 新井鷗子の演奏レビュー
<コルンゴルト ♪ヴァイオリン協奏曲 イリア・グリンゴルツ>
優れたテクニックによる余裕しゃくしゃくの演奏。コルンゴルト特有の映画音楽的な派手さをむしろ抑え、繊細で柔和な音楽として聴かせます。第2楽章では、官能的な匂いが立ちのぼってくるような空気感に包まれました。
<ドヴォルザーク ♪交響曲第8番>
久しぶりのカンブルラン!オーケストラからキラキラと光が散らばるようなサウンドは彼ならでは。ドヴォルザークの交響曲8番の民族や泥臭さは影を潜め、パキッとした色彩が見えてくる演奏でした。
◆演奏者

シルヴァン・カンブルラン(指揮)
1948年、フランス・アミアン生まれ。2010年から9年間、読響常任指揮者を務め、2017年11月にはカンブルラン指揮のメシアン〈アッシジの聖フランチェスコ〉がサントリー音楽賞を受賞。2019年4月、桂冠指揮者に就任。2022年12月には、一柳慧の新作やヴァレーズ〈アルカナ〉などを指揮し、読響の文化庁芸術祭大賞受賞に貢献した。
バーデン・バーデン&フライブルクSWRの首席指揮者、ベルギー王立モネ歌劇場、フランクフルト歌劇場、シュトゥットガルト歌劇場の音楽総監督などを歴任。
クラシック音楽界の既存の概念にとらわれず、常に柔軟かつ斬新な発想で数多くのプロジェクトを成功へと導いた。現在はハンブルク響の首席指揮者、クラングフォルム・ウィーンの名誉首席客演指揮者、ドイツ・マインツのヨハネス・グーテンベルク大学指揮科の名誉教授を務めている。
これまでにウィーン・フィル、ベルリン・フイル、パリ管、ロサンゼルス・フィル、サンフランシスコ響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響、ミュンヘン・フィル、フィルハーモニア管など一流楽団に客演。オペラではパリ・オペラ座、ザルツブルク音楽祭などに出演した。
録音も数多く、SWR響との〈メシアン/管弦楽作品全集〉は、一人の指揮者と同一の楽団による世界初の全集として、欧州の主要な音楽賞を総なめにした。読響と共演したメシアン〈 アッシジの聖フランチェスコ〉、マーラーの交響曲第9番のCDも好評を博している。
イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
多彩なレパートリーで高い評価を得ている世界的名手。
サンクトペテルブルク音楽院で研鑽を積み、1998年にパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで史上最年少優勝を果たした。
これまでにバイエルン放送響、ウィーン響、バーミンガム市響、イスラエル・フィル、ロサンゼルス・フィルなどと共演。またオーケストラとのレパートリーのほか、古楽や現代曲など演奏機会の少ない作品にも取り組む。室内楽ではグリンゴルツ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンを務め、アルトシュテット、ヴィトマンらと共演している。
録音も数多く、スロボデニューク指揮ガリシア響とのストラヴィンスキー・ヴァイオリン作品全集はディアパゾン・ドールを受賞した。
使用楽器は1718年製ストラディヴァリウス「ex-Prove」。読響初登場。
