福岡市

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 福岡市立中に通っていた男子生徒が担任教諭から「タコ」と言われたことをきっかけにいじめを受け、自殺に至ったとして、両親が同市に3300万円の損害賠償を求めた訴訟で、福岡地裁(能登謙太郎裁判長)は27日、「教諭の発言は指導の範囲を逸脱していた」として市に計55万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 自殺との因果関係は認めなかった。

 判決によると、教諭は2018年、資料のホチキス止めを失敗した生徒に対し、同級生の面前で「反対やないかタコ」と発言。生徒はその後、同級生から「タコ」とからかわれるいじめを受けて不登校となり、20年に自殺した。

 判決は教諭の発言について「生徒を侮辱するもので不相当。その後のいじめも誘発した」として違法と認定した。一方、発言から自殺まで2年以上が経過しているなどとして、自殺との因果関係は否定した。両親は代理人を通じて「裁判所の判断には納得ができない」とコメント。福岡市は「判決内容を精査し、対応を検討する」とした。