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兵庫県の住宅で親子が死亡しているのが見つかった事件。警察は殺人事件と断定しました。室内には財布のほか、預金通帳が残されていたことも新たにわかりました。親子に何があったのでしょうか。

■親子は5月13日夕方まで生存か

今月19日、遺体で発見された母と娘。

──13日に亡くなったといわれている

近隣住民
「時間帯が夕方以降でしょ」

親子が夕方までは生きていたとされる今月13日。この13日頃に親子が死亡したとみられることが、新たにわかりました。

■亡くなった2人…首の傷が深く、手首に防御創も

兵庫県たつの市の住宅で、住人の田中澄恵さん(74)と娘の千尋さん(52)が血を流して死亡しているのが見つかった事件。警察は殺人事件と断定。80人態勢の捜査本部を設置しました。殺人事件と判断した根拠のひとつは21日に行われた「司法解剖」です。

2人の遺体には首などの上半身に複数の刺し傷がありましたが、司法解剖の結果、母の澄恵さんが失血死、千尋さんが出血性ショックだったことが判明。致命傷となった首の傷は深く、2人の手首には防御創もあることから、強い殺意をもって襲われた可能性も…。

捜査関係者への取材で、玄関先で確認された血痕が少量であることなどから、住宅内で襲われた可能性があることも新たにわかりました。

■不審人物など“13日夜〜14日日中に絞り込みができる”

そして、22日に新たにわかったのが、2人が死亡したとみられる日です。

2人の遺体が発見される6日前の今月13日。娘の千尋さんが夕方に帰宅し、母親と電話しているのが確認されていましたが、2人が死亡したのがこの13日頃だとみられているのです。

元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏はこの“13日”について。

元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「13日の(夕方に)生存確認が何かの形でとれているなら(13日の)夜から翌日の日中にかけて、そこを中心として不審な人物、(普段)見かけない人がいないか、(捜査で)絞り込みができるところがあるので」

■母・澄恵さんの知人は…

近隣住民によりますと、もともとこの家は澄恵さん夫婦と二女の千尋さんを含む娘3人の5人暮らしでしたが…

近隣住民
「ご主人が亡くなった、5年前くらい。1番上の娘さんと1番下の娘はどこかに出られているみたい」

5年ほど前に夫が亡くなり、長女も三女も長い間家から離れていて、現在は澄恵さんと千尋さんの2人暮らしに。バルコニーにハンガーやゴミ箱のようなものなどが散乱し、足の踏み場もない状態になっていました。

──娘・千尋さんが仕事しているか聞いたことありますか?

母・澄恵さんの知人
「仕事していたけど調子悪くなったから辞めた。昔はマッサージ師やっていた。倒れてからずっとお母さんと一緒」

──倒れた、娘さんの方が?

母・澄恵さんの知人
「そうそう」

──何年くらい前のこと

母・澄恵さんの知人
「3〜4年たったのかな」

──トラブルに巻き込まれること考えられない?

母・澄恵さんの知人
「わたしはな」

■事件後 家には財布・通帳残され…玄関は施錠されず

いったい誰が親子2人を襲ったのか…。事件後、家の中には現金が入った財布のほかに通帳やスマートフォンが残されていたことも明らかに。また玄関にはカギはかかっていませんでした。

鳴海氏はこの点に注目しています。

元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「女性2人暮らしだからかなり警戒はしていると思う。不用意に扉を開けることはないと思うし、誰か知り合いが来なければここの玄関ドアは開けないと思う。知り合いが来たから開けた。そこで何か犯行があって、そのままにして無施錠状態でどこか立ち去ったということじゃないですかね」

   ◇

警察は逃走した人物の行方を追っています。