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予約をしたくてもなかなかできない。3か月待ちの名古屋の“凄腕料理人”に密着です。

【写真を見る】“冷蔵庫の余り物”が3時間で12品の豪華料理に! 予約3か月待ちの出張料理人 イタリアン・和食・スペイン料理…「おいしいは当たり前」

 「こんにちは~」

自宅に出張して料理を作ってくれる「出張料理人」カオリさん。

依頼者の自宅を訪れ、キッチンへ入ると、冷蔵庫をガサゴソ…

Q.冷蔵庫を見て何をしている?
 「何を作ろうか考えている」

気になる料金は?

出張料理人カオリさん)
「3時間で1万5000円からという形でやっています」

調理時間3時間で料金1万5000円から(依頼内容により異なる。交通費別)。決して安いとは言えない金額ですが、依頼件数は?

(カオリさん) 
「週に7~8件ぐらい。基本、固定のお客さんがいますので、予約は3か月以上待ち。タイミングが合わなければそれ以上」

なんと、予約は3か月以上待ちという超人気シェフ!なぜ3か月も予約が埋まっているのか?人気の秘密に迫ります。

持参するリュックには包丁、フードプロセッサー…

名古屋の出張料理人カオリさん。リュック一つでかなり軽装ですが、その中身は?

(カオリさん) 
「バッグの中身は包丁のセットと、あるお宅には持っていかないですが、フードプロセッサーとハンドブレンダー、エプロン」

調理道具とエプロンのみで食材はゼロ。その理由は?

(カオリさん)
「家庭にある食材を見て料理を考えます。賞味期限の近いものや使ってほしいものから使う」

カオリさんは各家庭の冷蔵庫にある食材を使い、本格的なプロの料理を作ってくれるのです。

3時間で作る品数は…

(カオリさん)
「モノにもよりますが12~13品は作ります。多いと16~17品」

「イタリアン・和食・スペイン料理…何でも作ってくれる」

2~3か月前から予定を押さえ、月に2回は利用しているという、常連さんに魅力を聞きました。

(常連客)
 「長男が生まれた時に初めて。仕事復帰して共働きだったこともあり依頼。家族との時間を作るために。3~4日分、1週間で食べきれる品数分。冷凍保存しておいて食べるときに温める」

「『今回はイタリアン』『和食で』『スペイン料理』…何でも作ってくれる。カオリさんのご飯はすごくおいしい。それはもう当たり前で彩りとか栄養バランスもいい。自分じゃ使わない食材も使ってくれる」

(長男)
Q.カオリさんが作った料理で好きなのは?
「キャロットラペ」
Q.ニンジン食べられるの?
「うん」

今回のリクエストは…3家族で楽しむパーティー料理

そんなスゴ腕出張料理人のカオリさんに、今回依頼をしたのが、とても賑やかな3家族。料理のリクエストは?

(依頼した人)
 「きょうはみんなでお泊まり会。パーティー的なご飯を作ってもらいたい」

3家族でのお泊まり会。10人分の夕食、パーティー料理を依頼されました。

早速、どんな食材や調味料があるのか?冷蔵庫や引き出しを開けて確認します。
この時点では、何を作るかはノープラン。

(カオリさん)
Q.ある程度頭の中にレシピがある?
「だいたいでやっています。作りながら考えています」

実はカオリさん。元々フレンチやスペイン料理などで腕を磨いたシェフ。だから創作料理はお手のもの。

(カオリさん)
 「パーティー料理だと3時間で4~5品が限界。今までやってきた料理を思い出しながら」

まず調理を始めたのは、ニンニク、鷹の爪、オリーブオイルが入った鍋の中に、牡蠣を入れた「牡蠣のアヒージョ」。

なぜすぐに冷めてしまうアヒージョから作ったのか?その理由が…

(カオリさん)
「皆さんがお酒を飲んでいたから、先につまみになるものを出してあげたかった」
(依頼した人)
「うまっ。プリプリ!」

ママたちがお酒を飲んでいる姿を見て、すぐにつまみを作ることを判断。こうした配慮が人気の理由でもあるんです。

使い方に困っていた「パイシート」を使って…

続いては…

(カオリさん)
 「豚と牛の合い挽き。冷凍庫にあった余り」

冷凍庫に余っていた牛と豚の合い挽き肉を使って、塩コショウで下味を付け、冷蔵庫から取り出したのは…パイシート。

実は今回依頼した人は、このパイシートに悩んでいたそうで…

(依頼した人)
「何か作ってみたいけど、使い方がわからず…」

そんな食材こそ、プロの本領発揮。

(カオリさん)
「生地を伸ばして使います。このままでも使えますが、結構膨らむので適度に伸ばします」

そこに合い挽き肉、チェダーチーズ、茹でた小松菜、ハム、さらに、合い挽き肉と小松菜をのせ…最後にパイシートをかぶせて卵黄を塗ったら、切れ込みをいれて模様づけ。そしてオーブンで焼くこと30分。

(依頼した人たち)
「すごーい!完璧なパイだ!ワーイ!」

子どもたちも大喜びのパイ生地を使ったチーズミートパイ。生地を伸ばしたことで、サクサク食感がアップするそうです。

一瞬で見た目もおしゃれな野菜ディップ

一息つくことなく、次に調理しているのは…キュウリの飾り切り?

(カオリさん)
「模様ができるように。これをカットして野菜ディップ。縞模様になっていて、若干このキュウリの青臭さが減って子どもも食べやすいように」

そしてディップソースには、マヨネーズに、ふりかけるカリカリ梅、オイスターソースも。さらに、封が開いていたカシューナッツをフライパンで煎ってカリッと感を復活させ投入。

彩り豊かな野菜スティックの出来上がりです。

「エビマヨ」の隠し味は…

と、ここでリクエストが!

「みんなエビが大好き。エビ料理があったらうれしい」

冷凍庫にずっと眠っていたというむきエビ。これをフライにし…味付けはマヨネーズ。そして、隠し味に練乳を!

(カオリさん)
「練乳、生クリーム、マヨネーズで本格的な味に」

エビマヨが練乳を少量足すことでコクが深まり、よりおいしくなるんです。調理時間20分。

(依頼した人たち)
「おいし~めっちゃうまい!!」

3時間で「12品」完成 デザートまで!

その他にも…ヨーグルトで漬け込むことで柔らかくなる、ジューシーなグリルチキン(調理時間45分)に、 白ワインで香りづけした、サーモンと新玉ネギの蒸し煮(調理時間20分)。そしてヨーグルトムースのスイーツも(調理時間45分)。

3時間で、なんと12品を完成。

今回の料金は、食材費は別で1万6000円でした。

冷蔵庫の余った食材を使い、本格的な料理を作る出張料理人のカオリさん。ことし8月まで予約がいっぱいだそうです(4月27日時点)。

CBCテレビ「チャント!」2026年4月27日放送