煙が充満する大槌町吉里吉里地区(25日、大槌町で)

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「煙がのどに張り付いて呼吸しづらい」

 発生から25日で4日目を迎えた岩手県大槌町の山林火災。

 煙や風で飛んでくる灰の影響で洗濯物が屋外に干せず、隣接する釜石市のコインランドリーはフル稼働している。呼吸器疾患など健康被害も懸念され、県は外出時のマスク着用を呼びかけている。

 釜石市片岸町のコインランドリーでは乾燥機を回しに来る多くの人たちの姿が見られた。大槌町の女性(33)は「洗濯物がたまっていたのでコインランドリーに来たが、全て埋まっていた」と驚いていた。

 煙や灰は風で釜石市にも流れてきており、同市のパート従業員男性(71)は「火災が長引くのであれば頻繁に来なくては」と話す。同市の女性(32)は「家族の人数が多く、洗濯物が干せないと困る。いつまで続くのか」と不安を口にした。

 住民の健康被害も懸念される。住民の中には目を痛がったり、煙で苦しそうに呼吸したりする人の姿も見られた。大槌町吉里吉里1丁目などで自治会長を務める男性(71)は「煙はのどに張りついて呼吸がしづらい。煙で住民は洗濯物も外に干せないし、車に灰が積もるから掃除が欠かせない。住民の願いは早く元の生活に戻ること」と話した。