背景に韓国を「ゴミの国」呼ばわりの過去 日韓経験した米投手のメジャー昇格を韓国メディアが素直に喜べないワケ

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かつて韓国を「ゴミの国」と表現したアメリカ人投手がメジャー昇格を果たした。

【写真】「バイバイ!ゴミの国」アメリカ人投手の韓国侮辱にKBOファン激怒

アメリカメディア『MLiveメディアグループ』のデトロイト・タイガース担当記者エバン・ウッドベリー氏は4月23日(日本時間)、「タイガースが左腕投手バーチ・スミスを40人枠に登録するため、左腕のベイリー・ホーンを60日間の故障者リストに移動させた」と伝えた。

ホーンは左肘の関節鏡手術からの回復途中で、15日間の故障者リストに入った状態でシーズン開幕を迎えた。今月初めにリハビリ登板をスタートして2度投げたものの、突如リハビリを中断した。60日間の故障者リストの算定は、最初の登録時点まで遡って適用されるため、彼は5月末の復帰が可能となる。

「KBO史上最悪の外国人投手」と呼ばれるスミス

2022年に埼玉西武ライオンズでプレーしたスミスは、翌2023年にハンファ・イーグルスと契約して韓国プロ野球KBOリーグに進出したが、わずか1試合でそのキャリアを終えた。

当時、スミスはキウム・ヒーローズとのシーズン開幕戦で先発登板するも、2.2回を投げ、3被安打、1死球、2奪三振、2失点を記録した後、突如として肩の負傷を訴えて自主降板した。

結局、ハンファはスミスが負傷から回復するまで容易ではないと判断し、放出を決めた。開幕から1カ月でチームを去った助っ人として、不名誉なレッテルを貼られた。

また、ハンファ退団時にはSNSで韓国ファンと“舌戦”も。「good bye injury prone man(さよなら、ガラスの男)」とハンファファンからメッセージを受け取ると、これにスミスが「Bye bye!Have fun in your garbage country(バイバイ!ゴミの国で楽しんで)」と韓国を“ゴミの国”と侮辱したことで物議に。こうした騒動もあり、現在もスミスは「KBO史上最悪の外国人選手」として韓国プロ野球ファンの間で語り継がれている。

ハンファ時代のスミス(写真提供=OSEN)

そんなスミスは、2024年にマイアミ・マーリンズとボルチモア・オリオールズで着て、50試合(56.1回)に登板し、4勝1敗、4ホールド、防御率4.95を記録した。昨季はピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結びAAAでプレーしたが、メジャーのマウンドを踏むことはできなかった。

今年はタイガースとマイナー契約を結び、春季キャンプに招待選手として参加。キャンプ中のオープン戦では8試合(7.2回)に登板し、防御率2.35、奪三振9、WHIP 1.17を記録した。上々の成績を収めたものの、40人枠には入れずAAAでシーズン開幕を迎えた。

『MLBトレードルーマーズ』は「スミスはAAAでの序盤のペースが非常に良かった。8試合(10回)で4被安打、2自責点、無四球、1死球を記録し、三振を16個奪った。ここ数年で1〜3%程度しか投げていなかったチェンジアップを、今回は12.6%まで増やした点も注目に値する」と伝えた。

続けて、「スミスは春季キャンプで29%、AAAでは44.4%という高い奪三振率を記録している。もしメジャーリーグでもそれに準ずる成績を残せれば、タイガースにとっては”低コスト・高効率”の極めて価値ある補強となるだろう。例え期待に及ばなかったとしても、スミスはすでにサービスタイム5年を満たしているため、本人の同意なしにはマイナーに降格させることはできない」と説明した。

(記事提供=OSEN)