岩井明愛、一時1打差に迫る猛追でV争い盛り上げ「悔しかったですけど凄い楽しかったです」
◇女子ゴルフツアー富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日(2026年4月12日 埼玉県 石坂ゴルフ倶楽部(6580ヤード、パー72))
米ツアーから一時帰国して参戦中だった岩井明愛(23=Honda)が、地元ファンの声援に後押しされ、優勝争いを盛り上げた。一時は首位に1打差まで迫り、68の通算8アンダーで2打差の2位に入った。
「悔しかったですけど、凄い楽しかったです」と充実感をにじませた。
ロケットスタートを見せた。1番パー5で残り20ヤードからの3打目を58度のウエッジでカップインさせイーグルを決めた。
「まさか入ると思っていなかったので、凄いうれしかったです。(ギャラリーの)みなさんの歓声も凄くて、本当にうれしかったです」。続く2番でもバーディーを奪い、首位との差を一気に詰めた。
8番でボギーを叩いて一歩後退するも、15、16番で連続バーディーを奪い佐久間朱莉とともに通算8アンダーでホールアウト。プレーオフの可能性があったため“クラブハウスリーダー”として最終組のウー・チャイエンのフィニッシュを待ったが、残念ながら届かなかった。
「(スタート前の目標としては)10アンダーまでいきたかったんですけど、なかなかうまくいきませんでした。今日一日ちょっともったいなかった部分もありますが、うん、良いプレーでした」とうなずいた。
今週は地元での試合とあって、母校・埼玉栄高のゴルフ部の後輩や仲の良い友人らが応援に駆けつけた。
「(埼玉栄高のチームカラーの)オレンジの男の子と女の子いましたね(笑い)。話すチャンスはなかったですけど、途中で“ナイスバーディー”と言ってくれたり、手を振ったり、凄い喜んでくれていたので良かったです」
コースから実家までは車で20分の“通勤圏内”だった。普段はなかなか乗る機会がない、所属先のホンダのスポーツカーも今週は妹・千怜と交互に利用して運転を楽しんだ。
「乗り心地は良いですよ。運転好きなので」と良い気分転換にもなっていたようだ。
“自宅通い”のメリットは他にもあった。「(いつもの試合とは違い)ちょっとゆっくりできているのかなと思いますね。一番大きいのは、やっぱりギターが好きなので、ギターを弾けるがうれしいです」
愛器でかなでるのは洋楽が中心のようだが「今度、インスタ(グラム)にのっけようかなと思いますので、楽しみにしていてください」と笑顔で話した。
今季はシーズン序盤からサウジアラビア、シンガポール、タイ、米国などを転戦し好成績を収めている。2月に欧州ツアーのサウジ・レディース・インターナショナルで2位に入ると、同月に中国で開催された米ツアーのHSBC世界選手権では8位。さらに前週のアラムコ選手権でも5位と好調をキープしている。
「久しぶりの日本の試合で、たくさんのゴルフファンのみなさんの前でプレーできて凄い幸せでした。メジャー(シェブロン選手件)も近いですし、来週も試合があるので、やることは変わらず。チャレンジャーの気持ちを忘れずにやりたいです」
24年住友生命レディース東海クラシック以来の国内ツアー7勝目は果たせなかったが、日本のファンに朗報が届けられる日は近そうだ。
