柔道の全日本選抜体重別選手権第1日は4日、福岡国際センターで男女計7階級が行われ、女子57キロ級は大森朱莉(JR東日本)=福岡・敬愛高出身=が初優勝して世界選手権代表へ大きく前進した。同所属対決となった決勝で、福岡大出身の大野萌亜に延長の末、優勢勝ちを収めた。 

 男子73キロ級は、大森朱と同じく昨年12月のグランドスラム(GS)東京大会を制した田中龍雅(筑波大)=佐賀市出身=が2年ぶりの頂点に。女子48キロ級は近藤美月(東海大)=佐賀県武雄市出身=が3連覇を狙った古賀若菜(JR東日本)=福岡県久留米市出身=を決勝で破り、初制覇した。

 5日に残る7階級を行った後に強化委員会を開き、世界選手権(10月、バクー)とアジア大会(9〜10月、愛知・名古屋)の代表を決める。同選手権代表に内定している阿部一二三、詩きょうだい(ともにパーク24)ら9選手は出場していない。

 服部辰成(男子66キロ級初優勝)「(世界選手権代表に内定している阿部一二三と武岡毅の)2人が自分より間違いなく上。3番手のポジションを死守したいと思い、しっかりと国内で勝つための準備をしてきた。2人を倒して五輪で金メダルを取ることが一番の目標。誰にも夢を譲らず、向かっていきたい」

 藤原崇太郎(男子81キロ級初優勝)「実力が拮抗(きっこう)し、誰が勝ってもおかしくなかった。これまで準優勝3回。初優勝して自分の成長を感じられた。東京、パリの五輪代表争いで敗れたが、先を見すぎて心身ともしんどい思いをした。『柔道が好き』が原動力。目の前の相手に集中して闘っていきたい」