行橋みやこ男声合唱団が活動10周年を迎えた。京築地域では唯一、男性のみで構成し、低音域の迫力あるハーモニーが特徴の一つだ。5日に開かれる記念のコンサートに向けて団員たちは練習を重ねている。

 団員たちによると、2015年に地元の三つの合唱団が合同演奏会を開いたところ、「男声だけの歌声を響かせよう」と有志が集まり、翌年の1月に結成した。現在は福岡県行橋市や京都郡在住の60〜80代の12人が参加している。

 練習は月3回、同市の泉公民館で土曜日の午後に1時間半ほど行っている。会社や大学で合唱サークルにいた経験者をはじめ、初心者もいて、みやこ町の声楽家柿野直子さんが指導。柿野さんは「みなさん、歌が大好きで集中して練習している。仲良く、若々しい歌声を響かせている」と話す。

 これまで、地元の文化祭などのイベントは出場経験があるが、独自のコンサートは結成3周年の19年に開いて以来。団員たちは「コロナ禍で5周年コンサートができず、7年ぶりの晴れ舞台になる。みんな張り切っている」と話す。

 10周年記念コンサートは5日午後2時から午後4時まで、行橋市今井のサンワークゆくはしで開く。「時と風景をめぐるうた旅」をテーマに掲げ、井上陽水さんのヒット曲「少年時代」をはじめ、「いつでも夢を」、「恋のメキシカンロック」、「知床旅情」などさまざまな曲を披露する。

 入場無料でステージの合間には「合唱団のあゆみ」を動画で紹介。団員も募集し、浦杉幸雄代表(68)は「繊細さもある男声独特の歌声をぜひ聞いてほしい」と語る。

 (古長寛人)