【北海道あるある】盆踊りは「二部構成」が当たり前? 大人と子供を分けた”不適切”な理由とは【眠れなくなるほど面白い 図解 北海道の話】
北海道民の年中行事① 盆踊りは、大人の盆踊りと子どものがある
道民なら誰もが知る、盆踊りの2曲
北海道民にとって盆踊りの曲といえば、絶対に外せないものが2つあります。一つは『子供盆おどり唄』、もう一つが『北海盆唄』です。
実は、「月が~出た出た~」の歌詞で知られる盆踊り曲の定番『炭坑節』の原型もそうであるように、昭和初期の炭鉱夫たちが歌っていた歌詞には卑猥なものが多く、北海道では幾春別炭坑(三笠市)の『べっちょ節』がよく知られていました。
戦後、この『べっちょ節』など炭鉱夫たちが歌う盆踊り歌の歌詞が子どもに聞かせるには不適切ということで、北海道では子どもと大人を分ける二部構成の盆踊りが主流となっていきました。
なお、今も「大人の盆踊り」では定番の『北海盆唄』は、札幌の民謡家・今井篁山(いまいこうざん)氏などが『べっちょ節』を原型として作ったものです。ザ・ドリフターズの往年の人気番組「8時だョ!全員集合」のオープニング曲がこの『北海盆唄』の替え歌だったので、50代以上の人であれば耳なじみがあるかもしれません。
一方の『子供盆おどり唄』は、北海道の教育委員会が企画し、昭和27年(1952)にレコード化されました。道外ではほとんど知られていませんが、道民なら誰でも聞きなじみのある曲です。
現在も北海道の盆踊りは、子どもと大人の二部構成で行われることが多く、多くの地域でこの2曲が定番になっています。
道外とは異なる北海道の風習・行事①
節分では落花生を投げる
北海道のほとんどの地域では、「節分」の豆まきを殻付きの落花生で行います。理由には諸説ありますが、雪の上でも見つけやすく汚れずに豆を食べられるから、「大豆」は夏のイメージがあるから、などと言われています。なお、東北や信越、南九州などにも節分の豆まきに落花生を用いる地域があります。
紅葉を観賞する宴会「観楓会」
北海道では、紅葉がきれいな場所で楽しむ宴会「観楓会」が恒例行事となっています。観楓会は明治時代の中期に北海道全域に広がったと言われており、当初は実際に紅葉を楽しむ会だったようですが、やがて「秋の宴会付き旅行」へと形態を変えていき、現在は主に職場や町内会で行われる慰安旅行として広く行われています。
北海道の「七五三」は10月に行う
一般的に七五三のお参りは11月15日に行うものとされていますが、北海道ではそれより1カ月早い10月15日が七五三の日とされています。北海道の11月中旬は寒さが増してくる時期で子どもの負担が大きいため、昭和24年(1949)に札幌市内の神職が集まり、10月15日を七五三祝いの日としたのがその始まりと言われています。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 北海道の話』監修:和田 哲

