新型「RAV4」が買えない!(写真は発売時期未定のPHEV)

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トヨタ新型「RAV4」が買えない!

 トヨタは2025年12月17日に新型「RAV4」を発売しました。待望の6代目モデルですが、ただし、以前から公表されていたすべてのグレードが出そろったわけではありません。

 今回発売されたのは「ハイブリッドZ」と「ハイブリッドアドベンチャー」の2グレード。PHEV(プラグインハイブリッド)は、2026年1月時点では未発売となっています。

【画像】超カッコいい! これが即完売した「新型RAV4」です!(30枚以上)

 新型RAV4のPHEVは、発表時点で「2025年度内(2026年3月まで)に発売予定」とされています。

 まもなく発売されるものと思われますが、具体的にどのような予定になっているのでしょうか。

 新型RAV4 PHEVの販売スケジュールを販売店に問い合わせてみたところ、次のような回答でした。

「新型RAV4のPHEVは、以前は、ハイブリッドと同時に発売される予定でした。ところが、いよいよ発売される時に確認すると、PHEVは延期されて2025年度内の導入に変わっていました。現時点(2026年1月時点)では、PHEVの価格、発売時期、性能などの詳細は分かっていません」

 PHEVの発売時期は不明ですが、現時点で既に販売されているハイブリッドZと、ハイブリッドアドベンチャーの売れ行きや納期はどうでしょうか。

「新型RAV4の場合、まずメーカーが各販売会社に、受注できる台数を割り当てます。そこからさらに、販売会社が各店舗に向けて、受注可能な台数を設定するのです。各店舗では、受注台数が予め振り分けられた台数に達すると、そこで受注活動を停止します。当店の場合、既に受注できる台数の枠を使い切ったので、今はお客様からの受注を停止しています」。

 ほかの販売会社の店舗に問い合わせても「今は受注を一時的に停止しています」という返答が多かったです。

 では、受注はいつ再開されるのでしょうか。

「受注再開のメドは立っていません。またメーカーからは、お客様に対して、受注再開の時期は不明と返答するように通知されています。受注再開の時期を予想してお客様に伝えながら、その通りにならなかった場合、迷惑を掛けるからでしょう」

 今の新車販売は、その大半が乗り替え需要によって支えられています。多くの人が、今使っている車の車検が切れるタイミングをきっかけに、次の新車へと乗り替えるのが一般的です。

 例えば、今乗っているクルマの車検が6月で、新型RAV4の納期が5月であれば、乗り替えは非常にスムーズです。

 しかし、もし納期が8月に延びてしまうと厄介です。「車検に合わせて6月に今のクルマを売却し、しばらくクルマのない生活を送る」か、あるいは「新車を待つ2か月間のためだけに、今の車の車検を通す」かという、余計な手間やコストが発生してしまうからです。

 そうなるとメーカーとしては、納期が不確定な車種については、明言を避けたいという事情があり、そこで販売会社に向けて、納期や受注再開の時期を伝えないように指導しているのです。

 では、受注停止の直前に滑り込みで契約できた新型RAV4の納期は、具体的にいつ頃になるのでしょうか。

 この点を販売店に尋ねたところ、「現時点で受注している最後のお客様の納期は、2026年5月から6月頃になる見込みです」との回答が得られました。

 これらの事情を考慮すると、受注の再開時期は、現時点で注文を受けている新型RAV4の納車の完了が近付いた4月から5月頃でしょう。

新型「RAV4」を確実に手に入れる方法とは!

 最近のトヨタ車で人気の「アルファード」や「ノア」「ヴォクシー」なども、実は新型RAV4と同じような販売パターンを繰り返しています。

 具体的には、納期が6か月前後にまで延びると、一度受注を停止して納車を優先させます。その後、4か月から6か月ほど経ってから受注を再開しますが、この時点での納期は1か月半から2か月程度にまで短縮されています。

 しかし、再び注文が増えて納期が6か月を超えると、また受注を停止する……といったサイクルを繰り返しているのが現状です。

6代目となる新型「RAV4」

 注意したいのは、RAV4は初代モデルの発売から30年以上を経過した伝統のあるSUVですから、従来型から新型への乗り替え需要も多いこと。販売店では「受注を再開したら、スグに注文を入れて欲しい」という、購入希望のユーザーが行列を作っています。

 この状態で受注を再開すると、相当な注文が短期間でメーカーに入り、再び受注停止に至ってしまうでしょう。

 それでも新型RAV4を買いたいなら、現在乗っている車両の車検満了時期にかかわらず、なるべく早く販売店に出かけて購入希望の意思を伝えておきましょう。そして受注を再開したら、迅速に連絡を受けて注文を入れます。

 販売店では以下のようなアドバイスもしています。

「メーカーの受注再開は不定期で、不意に数台の枠が販売店に与えられることがあります。この時はグレードが指定されることも多いです。新型RAV4であれば、ハイブリッドアドベンチャーは無理でも、ハイブリッドZなら注文できたりするかもしれません。

 納期を早めたいなら、グレード選びなどで、ある程度妥協することも必要でしょう。これはRAV4に限らず、ほかの車種にも当てはまることです」

 また2026年1月時点において、新型RAV4を“購入”するための受注は停止していても、定額制カーリースのKINTOでは、受け付けをしています。この場合、1か月半から3か月で納車できます。

 ただしKINTOはあくまでもリースなので、契約期間が満了した時に、ユーザーが車両を買い取って自分の所有にすることはできません。走行距離が規定以上に伸びたり、大きなキズなどがあれば車両を返却する時に精算も生じますし、車内は禁煙です。

 つまりリースのKINTOは、通常の購入に比べて制約が多いのです。

 メーカーは、さまざまなユーザーに対応できる通常の購入を可能にした上で、リース展開をすべきでしょう。通常の受注を停止しているのに、KINTOで借りて使えるのは、ユーザーから見れば本末転倒です。

 それでも新型RAV4を待たずに乗りたいなら、KINTOの7年契約を使うという方法があります。7年乗れば、通常の購入に近い使用期間になるため、相応に満足できるものと思われます。

※ ※ ※

 新型RAV4は、購入しにくい車種のひとつといえるでしょう。実用性を伴ったSUVなので、今後も納期の長い状態が続く可能性が高いです。

 先に述べた通り、今使っている車両の車検期間に捕らわれず、早めに商談を始めましょう。販売店から「3台の枠ができたから、今なら買えますよ」などと言われたら、即決するスピード感も大切です。

 また同じ地域でも、販売店によって受注を停止していたり、若干の余裕がある場合があります。販売会社の異なる複数の店舗に問い合わせて、受注状況を比べて早期に判断することも大切です。