(株)比婆の森(TDB企業コード:623085749、資本金3000万円、広島県庄原市西城町油木156-14、代表伊折直人氏、従業員21名)は、7月31日に広島地裁三次支部へ自己破産を申請した。

 申請代理人は、中根弘幸弁護士(広島県広島市中区上幟町3-3 三浦ビル2階、中根・車元法律事務所、電話082-224-0297)ほか1名。

 当社は、2004年(平成16年)4月に第三セクター方式で設立されたリゾート施設の運営業者。庄原市が3割を出資し、キャンプ場やスキー場、ホテルなどのある広島県立「県民の森」の施設を運営してきた。公園センターには最大120名が宿泊できるホテル、80名収容の会議室のほかイベントホール、レストランを構え、夏はキャンプ、登山など、冬はスキー場として県内外からの旅行、教育目的に活用され、ピーク時には3億円を上回る年収入高を計上していた。

 しかし、2020年3月期には暖冬によるスキー場の利用客減少などで年収入高が2億円を下回るまでにダウン、採算性も悪化していた。赤字の累積で財務内容は債務超過の状況にある中、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言発令を受けて4月20日から休館するなど宿泊利用者のキャンセルが相次いだ。5月20日以降、順次営業を再開し、GoToトラベルキャンペーンの手続き準備を進めてきたものの豪雨や感染者数の増加などの影響から利用者の獲得が困難と判断、事業の継続を断念した。

 申し立て時点での負債は約1億2000万円。