(c)MBS

写真拡大 (全6枚)

2018年に話題となった言葉を決める「2018年 ユーキャン新語・流行語大賞」が12月3日に発表され、韓国・平昌冬季五輪のカーリング女子日本代表で銅メダルを獲得したメンバーが、試合中に発した北海道弁の「そだねー」が年間大賞に選ばれた。そこで、「流行語大賞」が決まる前の11月29日(木)の深夜に放送された「コトノハ図鑑」では、「流行語」にまつわる“コトノハ”を徹底調査。流行語に選ばれた言葉は何か共通することがあるのか? MBSの大吉洋平アナウンサーと、金山泉アナウンサーが取材した。

「爆買い」「チョベリグ」「チョー気持ちいい!」


流行語とは、時代を現し広く人々に使われた言葉のことだ。そして「流行語が発生する理由は4つある」というのは梅花女子大学の米川明彦教授。「社会的理由/言語的理由/言語感覚的理由/心理的理由」の4つに分かれるという。
「社会的理由」は、2015年の「爆買い」や、2006年の「格差社会」、1990年の「オヤジギャル」など。その時代の社会現象やニュースになった言葉があげられ、世相を一番表現しているもの。今年ノミネートされた言葉の中では「仮想通過」がこれにあたる。
「言語的理由」は、用語が奇抜で耳に残る言葉。1996年の「チョベリグ」、2012年の「ワイルドだろう」や1950年に流行った「とんでもハップン」(とんでもない+happenの造語で常識はずれの意味で使われた)など。今年でいえば「(大迫)半端ないって」だ。
「言語感覚的理由」は、2005年に流行ったレイザーラモンHGのギャグ「フォーー!」や、2011年の楽しんごの「ラブ注入」。さらに1951年の「アジャパー」、1963年に大流行した「ガチョーン」のように意味はないが語感が楽しい言葉。今年の「ひょっこりはん」などはこれに当てはまる。
4つ目は「心理的理由」。芸能人など、みんなが使っていて自分も使わないと取り残されるという心理的理由から流行った言葉で、今年大賞の「そだねー」や、2013年の「お・も・て・な・し」、2016年の「PPAP」。そして、2004年のアテネ五輪の男子100段娠砲の決勝で金メダルをとった北島康介選手の言葉「チョー気持ちいい」なども当てはまる。これらのVTRを見ていた松井愛アナは、「社会的理由」で発生した流行語(1986年に大流行したCMのキャッチフレーズ)「亭主元気で留守がいい」について、「このCM見た時、私は16歳の高校生でこの世界観はハッキリ言って理解出来なかった。『何で留守がいいのかな?』と思っていたんですよ。それが今や、納得の!」と満面の笑みで話した。

「愛人」にまつわる言葉


流行語の中には密かにブームになるものもある。それは、「愛人」に関する言葉。明治初期には「権妻(ごんさい)」という言葉が使われていて、それ以降は平塚雷鳥の1914年「若いつばめ」や、三島由紀夫の1957年「よろめき」など、「愛人」にまつわる言葉は時代によってブームがあった。また、80年代以降は、「失楽園する」(渡辺淳一の小説でW不倫を描いたストーリー)などのドラマ・映画のヒットからブームになった。

今年の「流行語大賞」、アナウンサー室の予想が的中!


そして、今年の「流行語大賞」は「そだねー」に決定したが、MBSの田丸一男アナ、松井アナ、金山泉アナ、藤林温子アナと新人の辻沙穂里アナウンサーが発表前に大賞を予想していた。彼らの予想は「そだねー」。「明るい言葉がいいので!」とのこと。さすが、言語を操るアナウンサー、見事的中させた。

「レベち」「それは草」「すこ」・・・って?

このほか、番組では街行く若者に流行っている言葉を聞いた。「レベち」「それは草」「すこ」など続々と出たが、分かるだろうか。「レベち」は、レベル違い、「それは草」の「草」は、笑いマークの「WWW」が草に見えるところからきている。そして、「すこ」は、好きのことだという。ほかに、松井アナが「中3の息子が変わった言葉を使うなと思ってて...。CMで使われていてびっくりしたんだけど。『アリよりのアリ』とか『ナシよりのアリ』って、意味わかります?」と話していた。「数年後、この言葉が普通に使われている時代がくるかも知れない」とナレーションは締めくくっていたが、「アリよりのナシ」のような気がする。


「コトノハ図鑑」(MBS 毎週木 よる0時59分放送)は、MBSのアナウンサーが「コトノハ図鑑」の編集者として様々な分野の"言葉(コトノハ)"の世界を取材。「アナウンサーが言葉を学ぶこと」を通して、視聴者にも発見を届ける。"コトノハ"を深く知れば、『人生が少し豊かになる』をコンセプトに知的好奇心をくすぐる番組。