重ねた対話、一丸で掴んだ五輪切符…手倉森監督「優勝してから泣く」
手倉森監督は「劇的すぎるね」と第一声。「今日のハーフタイムでは『あと45分』という話をしていた。前半の仕掛けが少しうまくいっていたということもあって、『それをやり続けるだけだ』という話をしたけど、ちょっとイラクが攻勢を強めてきた。パワープレーで来るかなと思っていたら、ずっと地上戦で来て、自分たちも足を使わされたという状況だった。たぶん、選手たちは耐えるほうに重きを置いていた」と、試合内容を振り返った。
選手の入れ替えを頻繁に行う中、宿舎では積極的にコミュニケーションをとっていたという。手倉森監督は「今回は何人か、自分の部屋に呼びましたね。この大会が初めてでした。トーナメントに進んでからはミーティングルームをいつも開けて待っていた」と明かし、準決勝で決勝点を挙げた川崎フロンターレMF原川力に対しては「お前らはいぶし銀だと。(矢島)慎也と(原川)力は、このチームのシステムを自由自在に変えられる能力がある。『困った時にいてくれるから、安心している』と話しました」と、信頼を語ったエピソードも披露した。
最後に手倉森監督は、五輪出場を決めて号泣したかと問われ、「いや、優勝してから泣こうと思っている。秋葉(忠宏コーチ)が号泣しているから、もらい泣きしそうになっちゃったけどね」と、優勝を誓った。
日本は30日の決勝で、U−23韓国代表と対戦する。

