By Overduebook

物が少なくてスッキリしたオフィスは一見すると働きやすいと感じるかもしれませんが、必要最低限のものだけに絞るよりも、少しの観葉植物をオフィスに置くだけで、従業員たちが活動的になり、幸福度と生産性が上昇することがエクセター大学の研究で明らかになりました。

PsycNET - Display Record

http://psycnet.apa.org/psycinfo/2014-30837-001/



Plants in offices increase happiness and productivity | Money | The Guardian

http://www.theguardian.com/money/2014/aug/31/plants-offices-workers-productive-minimalist-employees



エクセター大学のクリス・ナイト博士と10人の心理学者たちによる10年がかりの研究によると、オフィスにいくつかの観葉植物を置くことで、同じオフィスでも従業員たちが活動的に働くようになり、生産性が15%上昇することが判明しました。

この研究はオーストラリア・イギリス・オランダの合計4大学の研究者たちによる共同研究であり、ナイト博士はこの4年間のビジネス界において、なぜ質素なオフィスが流行していたのかわからない、と述べています。また、「アリを空のジャム瓶に入れたり、ゴリラを何もないケージに入れると、彼らは惨めに見えるでしょう。質素なオフィスで働く人々も同じく悲惨なのです」と語っています。



By Gisella Klein

2013年にナイト博士らは観葉植物の効果を実証するため、オランダ・イギリスにあるコールセンターなどの大規模なオフィスで実験を行いました。18か月間にわたって、オフィスでは1平方メートルごとに観葉植物を設置し、全員の机から植物が見えるように配置。その結果、従業員の効率・記憶力や、その他の基礎的能力の向上といった効果が見られたとのこと。なお、研究対象には観葉植物が選ばれましたが、設置できない場合は「写真の設置・ライトの変更・香りの変更といった要素でも同様の効果が期待できる」、とナイト博士は話しています。

ナイト博士は「心理的な刺激を与える何かがオフィスにあるだけで、幸福感を持って働くことができるのです」と説明しており、必要最低限のオフィスに科学的根拠がないことに気付いてほしい、と訴えています。経営者からすれば、オフィス用品はできるだけ抑えたいのが心情ですが、いくつかの植物にコストを割くだけで、従業員全員が伸びやかに仕事ができて業績もアップするかもしれません。