鬼門のW杯第2戦…谷口彰悟はオランダ戦の課題も見逃さず「良い準備ができている」
控えからのスタートで日本代表の危機を救ったカタールW杯から3年半、DF谷口彰悟(シントトロイデン)は堂々の主力として2度目のW杯に舞い戻り、積年の鬼門に挑もうとしている。
W杯グループリーグ第2戦は日本代表にとって、過去7大会で1勝3分3敗という鬼門の一戦。守備の要を担う34歳は「今までの過去の歴史でも良いゲームができていないというのは全員が理解している。でもそれを乗り越えていきたいし、乗り越えていけるグループだと思っているので覚悟を持って臨みたい」と決意を語った。
谷口は2022年末のカタールW杯、グループリーグ第2戦までは出番なしに終わったが、負傷者の続出を受けて第3戦スペイン戦に先発出場。突然のW杯デビューでグループリーグ敗退危機に瀕していたチームを勝利に導くと、決勝トーナメント1回戦でも堅守を継続し、ベスト16敗退ながらも飛躍の大会となった。
あれから3年半、谷口はさらに存在感を増してW杯に帰ってきた。今大会では初戦オランダ戦から先発出場すると、緊迫感のあるローブロック対応が続くなか、的確なクロスボール対応とカバーリングで相手の侵攻を阻止。MF鎌田大地との関係性でビルドアップの起点も担い、劇的ドローでの好スタートに貢献した。
そうして迎える第2戦。谷口は過去の苦戦の理由について「初戦が一番大事というのはみんなわかっていると思うけど、そこで緊張の糸が切れてしまうのか、その辺はこれだという理由は正直見つけられていない」としながらも、「自分たちで苦手意識を作りすぎずに変えていかないといけない。この2戦目でしっかり勝って、勝ち点3を取るのがグループリーグを勝ち抜くために必要」と歴史と向き合いながら乗り越える構えだ。
第2戦の相手はF組の中でFIFAランキングが最も低いチュニジアだが、警戒すべき要素は多い。チュニジアは初戦スウェーデン戦に1-5で大敗した後、異例の監督交代に踏み切っており、エルベ・ルナール監督が新たに就任。かつてサウジアラビアの監督として何度も日本戦を経験してきた指揮官で、得意の守備戦術を駆使しながら日本対策を講じてくる可能性が高い。
それでも谷口に迷いはない。「日本のことをよく知っている監督だと思うし、何をやってくるかわからないというのがあるけど、自分たちのベース、やるべきことはどんな相手だろうと変わりはしない」。アキレス腱断裂の大ケガから復帰した昨年10月以降、積み上げてきた日本の守備組織をぶつけるつもりだ。
重要なのは相手の狙いに応じた守備対応。谷口は「どんな展開になるかわからないけど、押し込めることがあればリスク管理やカウンターは十分に気をつけないといけない。明日始まってみてというのが本当に大事になってくる。できるだけ早い時間帯で相手の狙いを見極めるのが大事になる」と強調した。
オランダ戦からの5日間、チームはチュニジア対策だけでなく、オランダ戦で生じた課題にも向き合い、ピッチ内外で練度向上に努めている様子。チュニジアがオランダ戦をスカウティングしているというのはもちろん、オランダ戦の課題にも余念なく向き合うことで、どの相手にも対応できる基本コンセプトの強度も高まるからだ。
「オランダ戦も修正点の多いゲームだったと思うし、W杯、初戦、対オランダということでいつもと違うところはあった。その辺はみんなでもう一度、修正して合わせないといけない。失点も2失点しているわけで、連係の部分、セットプレー絡み、“水を漏らしてはいけない”と考えているので、その辺はオランダ戦の反省を生かしながら、さらにまたチュニジアというところでいい意味で切り替えてやらないといけないところがある」(谷口)
こうした取り組みについて谷口は充実したプロセスを実感している様子。オランダ戦とは異なる戦いも求められるチュニジア戦に向けて「そこ(切り替え)は良い準備ができていると思っている。チームとして良い狙いを持ちながらできているので、また明日しっかりと出せれば」と自信をにじませながら前を向いた。
(取材・文 竹内達也)
W杯グループリーグ第2戦は日本代表にとって、過去7大会で1勝3分3敗という鬼門の一戦。守備の要を担う34歳は「今までの過去の歴史でも良いゲームができていないというのは全員が理解している。でもそれを乗り越えていきたいし、乗り越えていけるグループだと思っているので覚悟を持って臨みたい」と決意を語った。
あれから3年半、谷口はさらに存在感を増してW杯に帰ってきた。今大会では初戦オランダ戦から先発出場すると、緊迫感のあるローブロック対応が続くなか、的確なクロスボール対応とカバーリングで相手の侵攻を阻止。MF鎌田大地との関係性でビルドアップの起点も担い、劇的ドローでの好スタートに貢献した。
そうして迎える第2戦。谷口は過去の苦戦の理由について「初戦が一番大事というのはみんなわかっていると思うけど、そこで緊張の糸が切れてしまうのか、その辺はこれだという理由は正直見つけられていない」としながらも、「自分たちで苦手意識を作りすぎずに変えていかないといけない。この2戦目でしっかり勝って、勝ち点3を取るのがグループリーグを勝ち抜くために必要」と歴史と向き合いながら乗り越える構えだ。
第2戦の相手はF組の中でFIFAランキングが最も低いチュニジアだが、警戒すべき要素は多い。チュニジアは初戦スウェーデン戦に1-5で大敗した後、異例の監督交代に踏み切っており、エルベ・ルナール監督が新たに就任。かつてサウジアラビアの監督として何度も日本戦を経験してきた指揮官で、得意の守備戦術を駆使しながら日本対策を講じてくる可能性が高い。
それでも谷口に迷いはない。「日本のことをよく知っている監督だと思うし、何をやってくるかわからないというのがあるけど、自分たちのベース、やるべきことはどんな相手だろうと変わりはしない」。アキレス腱断裂の大ケガから復帰した昨年10月以降、積み上げてきた日本の守備組織をぶつけるつもりだ。
重要なのは相手の狙いに応じた守備対応。谷口は「どんな展開になるかわからないけど、押し込めることがあればリスク管理やカウンターは十分に気をつけないといけない。明日始まってみてというのが本当に大事になってくる。できるだけ早い時間帯で相手の狙いを見極めるのが大事になる」と強調した。
オランダ戦からの5日間、チームはチュニジア対策だけでなく、オランダ戦で生じた課題にも向き合い、ピッチ内外で練度向上に努めている様子。チュニジアがオランダ戦をスカウティングしているというのはもちろん、オランダ戦の課題にも余念なく向き合うことで、どの相手にも対応できる基本コンセプトの強度も高まるからだ。
「オランダ戦も修正点の多いゲームだったと思うし、W杯、初戦、対オランダということでいつもと違うところはあった。その辺はみんなでもう一度、修正して合わせないといけない。失点も2失点しているわけで、連係の部分、セットプレー絡み、“水を漏らしてはいけない”と考えているので、その辺はオランダ戦の反省を生かしながら、さらにまたチュニジアというところでいい意味で切り替えてやらないといけないところがある」(谷口)
こうした取り組みについて谷口は充実したプロセスを実感している様子。オランダ戦とは異なる戦いも求められるチュニジア戦に向けて「そこ(切り替え)は良い準備ができていると思っている。チームとして良い狙いを持ちながらできているので、また明日しっかりと出せれば」と自信をにじませながら前を向いた。
(取材・文 竹内達也)
