第8回のテーマは「観客数が最も多かった大会は?」【写真:ロイター】

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連載「ワールドカップ・トリビア」第8回

 地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会はグループリーグが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第8回は「観客数が最も多かった大会は?」。

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Q.今まで一番観客が多かった大会は?

A.「不毛の地」アメリカでの1994年大会

【解説】

 FIFAは16日、この日の観客数が史上最多の28万1223人になったと発表しました。アルゼンチン対アルジェリアなど4試合の合計で、1試合平均7万人。それぞれの代表ユニホームに身を包んだ観客が埋めるスタンドは、見た目にも鮮やかです。

 実は、過去の大会で最も観客を集めたのもアメリカでの大会でした。1994年大会の総数は358万7538人。それまでの最多が90年イタリア大会の250万人あまりですから、一気に観客数が伸びたことになります。この大会まで出場チーム数は24で、試合数は52。1試合平均6万8991人も過去最多でした。

 大会前までは「スタンド埋まるのか?」と心配する声もありました。ヨーロッパと中南米以外で初の大会、サッカーが「国技」でもない「不毛の地」で、どれだけ盛り上がるのかと。しかし、開幕すれば連日超満員。アメリカで圧倒的に人気のあるNFLの競技場が使われたことが観客数増につながりました。

 今大会で決勝戦が行われるニュージャージー州のメットライフ・スタジアム(ニューヨーク・ニュージャージースタジアム)はNFLニューヨーク・ジェッツとニューヨーク・ジャイアンツの本拠です。今年2月のスーパーボウル会場となったカリフォルニア州のリーバイス・スタジアムでも、6試合が行われます。

 今大会は48チーム、試合数は104試合と94年大会から倍増。観客数の記録が大幅に更新されそうです。高すぎるチケット価格や空席が目立つ問題も指摘されますが、記録的な観客数になることは間違いありません。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)

荻島 弘一
1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。