夏の暑さに備え 消防で“暑熱順化トレーニング” 記者が体験《新潟》
18日の県内は各地で「真夏日」となりました。熱中症への注意が必要ですが消防はいま暑さに慣れるためのトレーニングを行っています。
どんなトレーニングなのでしょうか?
日差しが照り付ける18日の新潟市北消防署。
気温が28度に達する中、隊員たちはぶ厚い防火服を身にまとい、ヘルメットも着用しました。暑さに慣れるための暑熱順化トレーニングです。
<記者リポート>
「着てみたんですけど、重いですね。今時点で」
装備はあわせて15キロ……トレーニングはランニングから始まりました。
18日の県内は最高気温が新潟市秋葉区で32.2℃を観測するなど各地で真夏日に。
暑い日が続く中、火災現場で熱中症にならないようトレーニングを重ねているといいます。
ランニングのあとは救助に必要な道具を持って階段へ。
過去5年間でみると新潟市内は8月に一番多く火災が発生していて、暑さに順応する必要があるということです。
最後は体温を下げるため水の中へ。
こちらは「クールバス」と呼ばれ実際に火災現場でも使われています。
<消防隊員>
「最高に気持ちいいですね、体温が下がっている感じがします」
【新潟市北消防署 石崎浩平 消防士長】
「真夏の炎天下の火災現場の中で活動するとなると非常に長い時間活動しなければいけないので、この暑熱順化訓練をして暑さに慣れておくことが非常に生かされると思います」
この暑熱順化トレーニング。科学的根拠に基づいて行われています。
専門家は…
【筑波大学 体育系 藤井直人 准教授】
「体温が上がるストレスが繰り返されると体が適応するんですよね。暑さに対してそれを一般的な暑熱順化といいますね」
熱中症に注意が必要なこれからの時期。暑熱順化は一般の市民にも効果があるといいます。
【筑波大学 体育系 藤井直人 准教授】
「本格的に暑くなる前に暑熱順化を起こす。運動の機会を増やすとか、お風呂に行く機会を増やすとか、サウナに行くとか。本格的に暑くなった時に熱中症のリスクを下げることができるだろうと。さらには暑さに強くなるだけじゃなくて健康にもすごくいいっていうことが言われているので」
消防は暑い夏を安全に過ごすために、こまめに水分と塩分を補給しエアコンを適切に使用するよう呼びかけています。
