アウディを諦め30万の中古車を探す世帯年収1000万の夫婦 愛用のコーヒーメーカーさえ「高くつくから」とインスタントに格下げ
世帯年収が1000万円を超えていれば、ある程度ゆとりのある暮らしができるイメージを持つ人は多い。しかし、実際の生活水準がどうなるかは、家計を握るパートナーの金銭感覚次第のようだ。
東京都の50代男性(ITエンジニア/年収1000万円、妻は無収入)は、自身の生活について「奥さんが、独身のとき月収が10万くらいの従業員だったので、食費は一日2000円くらいまでです」と明かす。妻の独身時代の感覚がそのまま続いているようで、車についても30万円程度の中古車で、カーステやナビがないものを探しているという。
しかし、車庫証明の手続きが面倒なことに加え、予算的にも踏み切れず、結局は今の自家用車を廃車になるまで「移動用」として使い続けるつもりだという。
アウディの購入も考えたものの、妻も「気にしてないみたいです」と書いている。車だけでなく、家の中での妻のやりくりもかなり徹底している。(文:篠原みつき)
シャンプーやせっけん、歯磨き粉を洗剤として消費
妻の再利用精神はすさまじい。冷蔵庫に溜まった納豆の辛子をポテトサラダに入れたり、溜めていた紙おしぼりを掃除に使ったりしている。さらに男性が困惑しているのが、風呂での出来事だ。
「出張のとき宿泊先で持って帰ってきた、シャンプーやせっけん、歯磨き粉を奥から探してきて、古いものから水回りの掃除用の洗剤がわりに消費されてしまった」
コンディショナーの代わりに酢を使うこともあり、湯船に酢を入れることもあるそうだ。ほかにも、残った柔軟剤をプリンのカップと保冷剤の中身を使って芳香剤にしたり、洗濯機や扇風機をキッチンハイターなどの安い洗剤で掃除したりしているという。
「食洗機はしゃもじがメルトダウンするので使用禁止」
食生活や家電の使い方にも、妻独自のルールが存在する。
「冷凍ハンバーグの商品を買うとすごく嫌な顔をされてしまう。 次の日に半額の合い挽きミンチのチーズインハンバーグを出される。食洗機はしゃもじがメルトダウンするので使用禁止。全部布巾で乾拭きするように徹底しています」
食洗機があるにもかかわらず、しゃもじの変形を理由に全面使用禁止となったようだ。ほかにも、オーディオはなく、テレビもブラウン管からDVD内蔵型に変えるまでに10年かかったという。
妻はトースターを持っていなかったためオーブンレンジに喜んでいたそうだが、妻自身の持ち物だったコーヒーメーカーでさえ、「高くつくから」とインスタントコーヒーに格下げされている。
年収1000万円を稼いでいても、新車を買うこともなく、インスタントコーヒーをすする生活。貯金がいくら貯まっているのか気になるところだ。
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