去年3月、夫と二人で暮らすアヤさんは、大好きな炭酸水の在庫を確認し「またネットで注文しないと」と思っていた。

その日、お風呂を上がってアヤさんが向かったのは台所。のどが渇いていた彼女は、台所に置いてあった飲みかけのペットボトルをそのまま口に含んだ。

次の瞬間異変を感じ「洗剤、飲んじゃったの!」と夫を呼んだ。実は数日前、いつも使っていた洗剤ディスペンサーが壊れてしまったため、アヤさんは洗剤をペットボトルに移し替えフタに穴を開けて使っていた。その洗剤入りのペットボトルを、うっかり飲んでしまったのだ。

えずき続けるアヤさんの横で、夫がある大手洗剤メーカーのホームページを検索した。そこには、「すぐに牛乳や生卵を飲ませ、誤飲したものを薄めたり、食道や胃粘膜を保護すること」という応急処置の方法が記載されていた。

夫はすぐに冷蔵庫を確認したが、アヤさんは大の牛乳嫌いで牛乳は1本もない。代わりに夫が差し出したのは生卵だった。

応急処置を施したあと二人は病院へ直行。医師に洗剤を誤って100mlほど飲んだことを伝えると「そのくらいの量だと、胃の洗浄はしなくて大丈夫ですよ」との診断だった。専門家によると、食器用洗剤を飲んだ場合は水や牛乳を飲む程度で良く、胃に穴が開くようなことはないという。

なお、洗剤を誤飲した際に無理やり吐こうとするのはNG。洗剤が気管に入り、誤嚥性肺炎を引き起こす危険がある。また、お酢やフルーツジュースは化学反応が起きる可能性があるため飲まない方がよく、炭酸を飲むと胃の中で炭酸ガスが発生して胃が破裂する危険があるため、これも避けるべきだとされている。

この一件以来、アヤさんはペットボトルに穴を開けて洗剤を入れることはやめた。紛らわしいボトルなどへ洗剤を移し替えるのは危険だ。