【しらさぎS】スイープアワーズ 6歳開花の夏 ディープインパクト産駒ラスト世代に宮地師も期待「いい結果がほしい」
「しらさぎS・G3」(21日、阪神)
サマーマイルシリーズの開幕戦。データ班がプッシュするのはベラジオボンドだ。前走のマイラーズCでは勝ち馬から0秒1差の3着に好走。充実一途の5歳馬が初タイトル奪取を目指す。また、6歳にしてオープン入りしたスイープアワーズは父ディープインパクト、母スイープトウショウという良血馬。こちらも重賞初制覇へ強い意気込みを示す。
遅咲きの素質馬が重賞戦線に名乗りを上げる。前走でオープン入りを決めたスイープアワーズが6歳にして重賞に初挑戦する。その前走は前半3F34秒8のスロー。残り3Fからは11秒台が続く究極の上がり勝負だったが、メンバー最速の3F32秒9の末脚を繰り出して、豪快に最後方から見事に差し切ってみせた。転厩3戦目で勝利に導いた宮地師も「いい勝ちっぷりだった」と目を細める。
この中間も好気配をキープ。1週前追い切りは国分優を背に、栗東坂路で4F52秒5−37秒6−12秒4をマーク。終始馬なりでリラックスしながらも、自らハミを取りパワフルに登坂してみせた。指揮官は「いい状態で戻ってきて、坂路のしまいもしっかりと伸びてきた」とうなずく。転厩当初はわがままなところを見せたというが、我慢することを教えて少しずつ変化が表れた。「体のポテンシャルにメンタルがマッチしてきて、走りにがむしゃらさがなくなってきた」と変化を感じ取る。
偉大な父のラスト世代は、既に6頭中4頭が現役登録を抹消。ディープモンスターが海外で重賞を勝利し、産駒の連続重賞勝利はサンデーサイレンスに並ぶ17年に伸びたが、国内ではまだ未勝利。「今までは最後方からで流れに左右されたけど、ポジションが取れるようになってきた。ファンの多い血統だし、メンバーは強くなるけど、ここでもいい結果がほしい」とトレーナーは勝利を渇望する。血のロマンは途絶えない。夢の続きを見せる。
