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 ラッパーのAK―69(47)が9日、6度目の日本武道館ライブを行った。名前にちなんだ6月9日というメモリアルな日に、代表曲「START IT AGAIN」など24曲を披露した。

 「武道館に戻ってきたぞ!」。そう高らかに宣言してライブがスタートした。2022年に同所を“出禁”となっていたが、4年ぶりに復活。生バンドをバックにマイク1本でライム(韻)を重ねるたび、1万人のファンの腕が上下に揺れた。

 きっかけはライブMCだった。当時はコロナ下でライブの開催方法などが制限されていた時期。そんな中でコロナ下のマスク着用規定などについて言及したことがきっかけで出禁となった。「間違ったことをしたつもりもないし、時代や状況、情報の違いでその時はハレーションが起きてしまった。ただ何かを発信することは続けてきて音楽を信じて、また武道館の方も受け入れていただいた」と感謝。「この聖域に戻ってこられたことがアーティストとしてうれしい」と再び夢のステージに立てたことを喜んだ。

 愛知県でキャリアをスタートさせ、ちょうど30周年の節目。1万人規模の会場で6度も公演を重ねられるラッパーは日本で一握り。自身も剣道をやっていたため日本武道館には思い入れがあり「日の丸を背負うようで、日本人としての誇りを感じる」と愛を熱弁。「成り上がるのが夢で、東海から駆け上がって30年。そしていま武道館に立ってるいることが全てだと思う。自分の信じた音楽があったからここに来られた」と胸を張った。

 闘争心が高まる歌が数多くあり、多くのスポーツ選手や格闘家から絶大な支持を受けている。中でもサッカーW杯北中米大会に出場する堂安律(27)との親交や、鈴木彩艶(23)が試合前に聞いていることでも有名。開演前の取材会では「勝敗はもちろんあるけれど、後悔のないように出し切って欲しい」とサムライジャパンにエールを送った。

 来年7月には、自身最大規模の会場となるTOYOTA ARENA TOKYOでライブを行うことも発表。「愛知県民として、トヨタが作ったアリーナに立てるのは、地元を背負った感じがしますね」と喜んだ。(吉澤 塁)