メキシコ・モンテレイでの事前キャンプを終え、ベースキャンプ地のアメリカ・ナッシュビルに入った日本代表は8日、約5000人のファンが詰めかけた公開練習で盛大な歓迎セレモニーを受けた。DF冨安健洋(アヤックス)は「たくさんの人が来てくれて、最高のスタートになると思う。歓迎してくれているし、たくさんのサポーターが日本を応援してくれている。彼らの声援に応えたい」と感謝した。

 事前キャンプ最終日の7日にはU-19日本代表とのトレーニングマッチを完全非公開で行った。日本サッカー協会の発表によると、35分×4本の4本目には冨安のロングフィードに抜け出したFW塩貝健人が得点を記録し、2-1で勝利したとのことで、冨安も「しっかり勝てたのは大きい。U-19相手だからと言って軽く捉えてはいけない試合。W杯前最後の試合だし、自分たちの中で『トレーニングマッチじゃないよ』と口に出しながら結果にこだわってやることができた」と収穫を口にした。

 蒸し暑さの残る午後4時キックオフということもあり、「きつかったと言えばきつかった。ハードな練習をしていたし、きつい中で試合できたのは大きい」と、事前キャンプを締めくくるにふさわしい試合になった模様。暑熱順化が大きな目的の一つだった事前キャンプ全体を通して「もっと暑ければよかったとは思う」としながらも、「戦術面を含めて、密度の濃いキャンプができた。ナッシュビルに入って、より全員で研ぎ澄ましていければ」と力を込めた。

 5月31日のアイスランド戦が約2年ぶりの代表戦出場だった冨安。W杯本大会に向けたコンディション面の仕上がりについて「アヤックスでもう少し試合に出てW杯に行くことを期待していた」と必ずしも想定どおりではなかったものの、「それを差し引いても、皆さんが思っている以上にコンディションはいい」と自信を見せた。

(取材・文 西山紘平)