◆米大リーグ ドジャース9―1フィリーズ(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース山本由伸投手(27)が31日(日本時間6月1日)、本拠地・フィリーズ戦に先発し、5回1/3を投げて4安打無失点と好投。メジャー移籍後最多タイの10三振を奪い、104球の力投で5勝目(4敗)を挙げた。今季最速の98・2マイル(約158キロ)を計測し、防御率は試合前の3・09から2・86となった。

 自身の54歳の誕生日を白星で飾ったロバーツ監督は試合後、「速球のコマンドが本来ほど良くなかった。結果として球数が増えたし、カウントも深くなった。ただ、大きなダメージは受けず、球数が多くなっただけなんだ。これこそ彼のすごさだと思う。由伸も翔平(大谷)も、最高の状態でなくても5回以上を無失点で投げられる。そういうところが特別なんだ。本人は納得してないだろうけど」と右腕をたたえた。

 「おそらく6回も投げ切ることはできたと思う。でも、その代償は何かと考えた。結局、本当に優れた投手というのはベストな状態じゃなくてもメジャーの打者を抑える術を知っている」とし、5回1死二、三塁からシュワバー、ターナーから連続三振を奪ったことについて、指揮官は「あそこは試合の分岐点だった。その状況であの打者たちを抑えて無失点で切り抜けた。それこそがエースの証しなんだ。彼はそれをやってのけた。球数的には6回も行けたと思うけど、次回に向けてね」と話した。

 山本はこの日、初回は2三振を奪うなど3者凡退。2三振はいずれもボール判定だった決め球がABS(自動ボール・ストライク判定システム)チャレンジによって判定が覆ってストライクになった。

 1点のリードをもらった3回は、先頭リアルミュートに死球も2死一塁で1番シュワバーからカーブで空振り三振。2点リードの4回には先頭のターナーに初安打を許すなど2安打を浴びたが、2死一、二塁で6番ストットを左飛に打ち取った。