高橋藍(左)とともにティリ監督からの期待が高かった佐藤駿一郎(C)共同通信社

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 男子バレーボール界に激震が走った。

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 日本代表の佐藤駿一郎(26)が28日、都内のパチンコ店で乾燥大麻を所持したとして、麻薬取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたのだ。

 男子代表は、6月開幕のNL(ネーションズリーグ)に向けて都内で合宿中だった。同日、日本バレーボール協会(JVA)の国分裕之専務理事らと会見した南部正司技術委員長は、警察に忘れ物として届けられた佐藤のバッグから「薬物が発見された」と逮捕された経緯を説明した。

 佐藤は東北高(宮城)、東海大を経てVリーグ(現SVリーグ)のジェイテクトに入団。2024年にフィンランドリーグに移籍し、25〜26年はSVリーグの名古屋でプレー。身長205センチの長身を武器にブロックとクイックオフェンスに定評があり、海外の大型アタッカーとも互角に渡り合えるMB(ミドルブロッカー)だが「薬物の誘惑」はブロックできなかった。

 JVAは佐藤の代表登録を抹消。スポンサーなど各方面への配慮から早々と火消しを図ったが、薬物関連でお縄とは前代未聞である。

 それにしても、バレーボール界の不祥事が後を絶たない。

 昨年には外国籍選手の日本国籍取得にあたり、JVAが書類を偽造していたことが発覚。今月13日には、JVAの川合俊一会長(63)ら多くの日本代表選手を輩出する名門の日体大が相手のサインを盗んでいたため、関東大学リーグ2部への降格処分を受けた。川合会長の金銭問題や人気選手の二股交際が週刊誌を賑わせたこともあった。

 バレーボール記者がこう言った。

「傘下団体も含めて不正ばかりが目立つのは本来、統括すべきJVAが機能不全に陥っているからです。川合会長は22年に就任してから、人気復興を目指して人気選手のメディア露出を増やして注目度を高めたが、さまざまな問題を掲げていた組織改革を図ったとは言い切れない。問題となった外国選手による日本国籍取得に関する書類も業務委託のスタッフに一部を作成させるなど、管理体制のずさんさが指摘された。JVA内部や代表チームにガバナンスが徹底されているとは言い切れず、川合会長の責任は極めて重いと言わざるを得ない」

 28年ロス五輪出場を目指す日本代表に暗い影を落としそうだ。

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 バレー界をめぐっては、SVリーグの運営体制にも選手から不満が噴出していた。実名で「お金が儲かることしか考えていない」と苦言を呈した選手もいたほどだ。こうした杜撰な運営体制は、いったい誰が生んだのか。●関連記事 【もっと読む】バレーSVリーグ 酷すぎる運営体制を生んだ真犯人 では、それらについて詳しく報じている。