「ナイスショットは1試合に1、2回」 稲垣那奈子が抱える飛距離アップと引き換えの悩み
昨年の今大会では初日3位の好スタート。3日目に首位に並ぶと、最終日は神谷そら、入谷響といった飛ばし屋の追い上げを振り切り、2位に1打差で初優勝を手にした。コースは変わったが「グリーンが大きくてアンジュレーションがあって、リゾートトラストさんのコースってこういう感じだなっていうイメージです」。当然、連覇を狙いたいところだが、調子はなかなか上がっていない。「年々、コースの距離が伸びていくツアーなので、必要なこと」とオフは飛距離アップを目指し、クラブを振る練習に力を入れた。ドライビングディスタンスは約6ヤード伸びて、251.04ヤードのツアー8位。思惑通り飛距離は伸びたが「その結果、左右のバラつきが大きくなってしまっています」と精度に課題が出ている。特に気になっているのはアイアンショット。「思ったあたりができていなくて、ナイスショットだなと思えるのは1試合に1回か、2回しかありません」。ショットの状態と比例するように結果も出ておらず、トップ10入りは1回のみ。出場11試合で6度の予選落ちと苦しんでいる。「優勝した時よりも、昨年は夏後半ぐらいが調子が良くて、ピンを筋ったり、刺したり、基本的に思ったショットができていたと思います。左右にピンピン行ってると楽しくないので、少しでもピンに飛んでくれるショットを多くしたいですね」。まずはアイアンショットの感覚を取り戻すのが先決だ。「調子が良くないと言っても、トップ10入りぐらいは頑張ったらいけそうな状態なので、まずはそこを目指して、優勝も狙って行けたらと思います。初のディフェンディングの大会を楽しめるぐらいのプレーはしたいですね」。優勝した昨年も直前は2試合連続の予選落ち。今年もこの大会で流れを一変させる。(文・田中宏治)
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