ミライースのスペシャルマシン「tuned by D-SPORT Racing」

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ダイハツの匠“手作業製作”の特別な1台が完成

 モビリティビジネスのグローバル商社SPKは2026年5月12日、ダイハツのエントリー軽コンパクトカー「ミライース」をベースにしたコンプリートカー「ミライース tuned by D-SPORT Racing」の初号車出荷式を4月23日に開催したと発表しました。
 
 同車は100台限定販売で多数の応募があり、全車が完売しています。

 ミラ イース tuned by D-SPORT Racingは、ミライースをベースに、標準車には設定のないターボエンジンと5速MTを搭載した特別モデルです。

【画像】「匠」が手作業で組み立てる1台! ダイハツ「ミライース”ターボ”」です! 画像で見る(30枚以上)

 ダイハツと共同運営を行うレーシングチーム「D-SPORT Racing Team」において培ったモータースポーツの知見を反映し、「走る楽しさをみんなのものに」をテーマに開発されました。

 搭載されるユニットは、最高出力64馬力/6400rpm・最大トルク92Nm/3200rpmを発揮する660cc 3気筒インタークーラーターボエンジン「KF-VET」型で、専用のECUとフロア5速MTを組み合わせ、ミライースの軽量性を活かした刺激的な走りを実現。

 なお、エンジンと5速MTの搭載は、完成したミライースの新車を工場内でいちど分解し、専門スタッフの手作業によって新品部品の組み付けを行い、メーカーの工場ラインによる高い品質を担保しました。

 さらに、ボディにはダッシュボード貫通式の6点式ロールケージを装備。インテリアの美観を損ねず、車体剛性を大幅に引き上げています。

 このほか走行性能では、コーナリング時にフロントの左右輪に適切に駆動力を配分するスーパーLSD、専用のフロントブレーキキャリパーと14インチベンチレーテッドディスクブレーキを装備。スムーズなコーナリングと高い制動力を実現しました。

 これらの装備を採用しつつ、車両重量はわずか710kg(SPK測定値)を達成。重量増となる付加パーツを装備しながらも、軽量なボディはそのまま維持し、俊敏な身のこなしを実現します。

 内外装はミライースのベースグレードに準じており、ブラックのスチールホイールや専用「D-SPORT」エンブレム、フロアMT化に伴う専用センターコンソール、100台限定を示すシリアルナンバープレートが装着されます。

 内外装に特別なパーツを装備していない点については、あくまでモータースポーツを楽しむためのベース車「キットカー」として、オーナー自身が参加するモータースポーツに合わせてカスタムすることを想定しています。

 なお5ドア/4人乗りも変更なく、日常での使い勝手はそのままとなり、先進運転支援システム「スマートアシストIII」もそのままにしており、普段使いする場合においても安全性能は通常モデルと同一です。

 加えて、メンテナンスや整備は全国のダイハツ販売店で受けることができ、新車保証にも対応しています。

 また同車には、開発・製作担当者などの名前が手書きされ、ダイハツの匠により手作業で丁寧に組み立てられたことを証明する専用ブックレットが付属し、希少性と特別感を引き立てます。

 ミライース tuned by D-SPORT Racingの車両本体価格(消費税込)は299万8600円で、100台限定の抽選販売となり、抽選申し込みはすでに終了しています。

 約2週間少々の短い期間であったにも関わらず、申し込み件数は4000件を超え、約44倍という多数の申し込みを記録。

 モータースポーツへの参加を考えるユーザーだけでなく、初めてのクルマとする若年層や、多くのクルマを乗り継ぎ、「終の1台」とするベテランユーザーまで、幅広い層からの申し込みがあったといいます。

 現在、納車までに1台ずつを組み立てているところですが、その第1号車となるクルマが完成し、ダイハツ本社工場(大阪府池田市)で記念式典が開催されました。

 式典にはダイハツ 代表取締役副社長 桑田 正規氏、SPK 代表取締役社長 沖 恭一郎氏をはじめ、開発から製作に携わった関係者が出席し、1号車の出荷祝いとともに、市場投入に向けた歩みを共有しています。

 SPKは「今後も、モータースポーツのすそ野を広げ、『走る楽しさをみんなのものに』を実現する挑戦に取り組んでまいります」としています。