[5.9 プレミアリーグ第36節 ブライトン 3-0 ウォルバーハンプトン]

 ブライトンは9日、プレミアリーグ第36節のウォルバーハンプトン戦で3-0の快勝を収めた。アストン・ビラがUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制してリーグで5位に終われば6位にもUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権が与えられるなか、3ポイントを重ねて暫定7位に浮上した。

 だが、先発出場したMF三笘薫は左太もも裏を痛めたような様子で負傷交代した。歩いてピッチを去ることはできていたものの、15日にワールドカップメンバー発表を控えて来月にはW杯が開幕するなかで負傷の程度や状態が心配される。

 懸念されている肉離れは程度によって復帰に要する期間が異なる傾向。最近の日本代表組ではMF久保建英が1月18日のリーグ戦で左ハムストリングに重い肉離れを負い、4月4日の試合で登録メンバーに復帰して同11日の試合で復帰出場した。また、DF長友佑都は3月14日のリーグ戦で右ハムストリング肉離れを負い、今月6日の試合で復帰した。なお久保と長友は担架に乗ってピッチから退いていた。

 この試合は開始35秒ほどでブライトンが先制する幕開けになった。三笘が中央をドリブルで前進すると相手選手のチャージで倒れながらも左のDFマキシム・デ・クーパーにパス。デ・クーパーのクロスをMFジャック・ヒンシェルウッドが頭で合わせて1-0とした。

 前半4分には三笘がサイドチェンジをトラップして中央に切り込むと、ややタッチが大きくなったためシュートは打てなかったものの右に展開。走り込んだMFカルロス・バレバの折り返しは相手にクリアされたが、これで得たCKをDFルイス・ダンクが頭で合わせて開始5分で2点のリードを持った。

 続く前半14分には三笘にも決定機。ブライトンがMFヤンクバ・ミンテのボール奪取からFWダニー・ウェルベックを起点に前進し、デ・クーパーがペナルティエリア内の三笘に渡す。三笘は右足のトラップから体を捻りながら左足でシュートを放ったが、わずかに枠の左に外れた。

 三笘は前半24分に中盤でのファウルでイエローカードを提示された。同39分、中盤左サイドでMFパスカル・グロスに預けて前線へスプリントする。グロスは三笘の走路へ浮き球を送ると、三笘がトラップでMFペドロ・リマを振りきった際にファウルで止められた。接触の痛みで右脛を押さえてうずくまっていたものの、大事には至らずプレーを続けた。

 後半4分にも三笘がリマをかわすと、カバーのFWファン・ヒチャンに倒されて再びFKを獲得。ファン・ヒチャンにはイエローカードが提示された。押されているウォルバーハンプトンは同8分、セットプレーの流れからDFジェルソン・モスケラがヘディングシュートを放ったがクロスバーに当たった。

 リードを保つブライトンだが後半10分、三笘が負傷交代するアクシデントが発生した。三笘が左サイド深くへの浮き球を走りながら肩でトラップした直後、左太もも裏の臀部に近い部分を押さえながら仰向けで倒れ込んだ。両手で顔を覆うなかでドクターがピッチに入り、仰向けのままゆっくりと左脚を上げるなどの診察を受けた。その後三笘は歩いてピッチから去る形でそのまま交代した。

 もっともブライトンは優勢のまま試合を戦い抜き、後半41分にはミンテが追加点を決めて勝利した。