「もう結婚できない」と言われたアラフィフみかん農家に、14歳下の女性教師が“13年のキャリア”を捨てて嫁いだワケ
「結婚なんてのは若いうちにしなきゃダメなの。物事の分別がついたらできないんだから」とは樹木希林による名言ですが、真理だと思います。事実、40代後半になっていまだ独身の筆者は、結婚へのモチベーションが日に日に低下しているので。物事の分別がついたからでしょうか……。

 一方で、こんなアカウントを発見。ミカン農家「赤松果樹園」(愛媛県)を営むご夫婦のアカウント「まふ夫婦」(@akamatsu_kajuen)がInstagramで話題になっています。

 51歳になる園主・赤松政紀(まさき)さんはそれまで「もう結婚できないだろう」と言われていたけれど、中学校教諭だった14歳年下の女性・赤松甫美(ふみ)さんと知り合って2023年についに結婚! 甫美さんは13年務めた教職を辞め、なんとミカン農園の仕事を手伝ってくれているそうです。

 それだけでなく、甫美さんはSNS(InstagramやThreads)での発信を担当、見事に話題のアカウントとなっています。

 Instagramでは政紀さんの半生をまとめたヒストリー動画、甫美さんが教職を辞めて農家に嫁いだ理由をまとめた動画、“農家あるある”やミカン農家の日々について発信しており、尖った情報を日々更新中です。

 そんな「まふ夫婦」に、馴れ初めの詳細など気になることを聞いてみたいと思います!

◆100人にお見合いリクエストしても返事をくれたのは1人だけ

――お二人の出会いのきっかけを教えてください。

政紀:これは……ねえ?

甫美:もう、どうぞ(笑)。

政紀:結婚相談所です。

――あ、そうなんですか。

政紀:もう私の年齢になってくると、なかなか普通に出会って結婚に至るということは難しい。特にうちのほうはど田舎で、人との出会いも少ない。また、仕事が農業ということもあって。

甫美:長男でね。

政紀:うん、長男でね。仕事を通しても女性の方と会う機会も少ないなかで、急に「結婚したい」という気持ちが湧いてきて。「じゃあ、どう取り組んでいったらいいだろう」と考えた結果、結婚相談所にお願いしたという経緯です(笑)。

――女性との出会いが少ない生活のなか、「なんとか結婚したい」という思いが湧いてきたんですね。

政紀:そうですね。今まで、女性との付き合いもほぼないままこの年齢まで来まして。言い訳みたいになりますけど、私と同じ田舎に住む周りの同年代の人たちもわりと独身が多いんです。

 そんな環境にずっとおるなかで、自己分析すると私は“奥手の極み”というか、あまりにも呑気に構えすぎとったのかなと。そして、「これからの人生、ずっとこのまま一人でいいんかな」と思い始めまして。

 年齢のことや農家の長男ということから、結婚相談所からは「条件としてはかなり悪いです」「日本人のお相手だけにこだわらないでください」と言われていました。自分もそれは十分承知のうえで腹をくくり、がんばれるだけがんばってみようとチャレンジしたら、ありがたいことに素敵なご縁がありました。

――本当ですよね。

政紀:いや、そうなんですよ。結婚相談所で妻に出会うまでに送ったお見合いリクエストは400件ですから。

――うわあ、そんなに!

甫美:しかも、400件のうち実際に会えた女性は私が4人目だったそうです(笑)。

――えーっ、1/100!? 婚活って大変なんだな……。

政紀:私のこの条件になると、100人にリクエストしても「あなたとお見合いして構いませんよ」とお返事をくれるのは1人だけなんです。その4人目でこの妻と出会いました。だから「本当にお願いします!」と、猛烈なアプローチをしまして。

甫美:そのときは、まだコロナ禍でした。当時、私は高知で教師をしていたし、夫は愛媛だし、そんなに会えないじゃないですか? だから、最初のお見合いはZoomでやったんです。で、つながった瞬間に「ありがとうございます!」って、延々感謝されました(笑)。