36歳・元子役が「人生初の人間ドック」で大騒ぎ。“のし梅状態”の乳がん健診、胃カメラでは記憶失う
そんな宇野さんが30代女性として等身大の思い、ちょっとズッコケな日常をお届けするエッセイ連載。今回は宇野さんが人間ドックを受けた際のエピソードを綴ります(以下、宇野さんによる寄稿)。
人はなぜ、家族が病気になるとわが身を振り返るのでしょうか。
皆様ごきげんよう、最近お米をもりもり食べている、宇野なおみです。鮭フレークと味のりは一緒に買ってはいけませんね。
さて、今回は人生初の人間ドック(健康診断)を受けてきた話です。
実は先日父が入院しまして。無事に退院しましたものの、係累(けいるい)のほとんどが60代で何かしら発病したことになり、30年後の己に思いを馳せる日々です。
まあ、残るひとりの90歳近い祖母は未だにからあげだの春巻きだの揚げながら一人暮らしをしていますが……。もうちょっと間を取れないのか、と思います。
いくら祖母にそっくりだとか、生命力が強そうとか言われていても、ビビリのわたくしとしてはさらなる健康への留意を心掛けたい所存。ということで、人生初のがっつり人間ドックを受けてきました。
◆不安がつのって体調がすぐれなくなる
何度も言いますがビビリのため、予約の日が近づくにつれ、なんと、体調がすぐれなくなってまいりました。本末転倒では……。
ちょうど忙しいタイミングも被り、外食or適当ごはん、寝つきが悪くて寝不足、さらに不安でドカ食いをするという嫌なサイクルに陥ってしまっていました。本末転倒(2回目)。
婦人科健診も怖ければ、鎮静剤を使用する胃カメラも怖い。痛みはなさそうですが、意識がぼんやりするという状況自体が不安。
そもそも何時間かかるのか……。人生で入院したことのないそこそこ健康体ゆえにふくらむ不安! ふくらむなら資産額とかにしてください!
寝不足だと体がてきめんにだるいので、仕事も進まないという絵に描いたような悪循環でした。なぜゆえ、たかが人間ドックでここまで大騒ぎできるのか。
◆とにかく空腹がつらい!!
ようやく迎えた当日朝。午後からの受診だったので、昨夜に引き続き食事はできません。
おなか……すいたな……。
エッセイをお読みくださっている方なら皆様ご存じかと思いますが、わたくし、生粋の食いしんぼう。橋田賞(橋田文化財団で行われている授賞式。パーティーがある)でお邪魔するリーガロイヤルホテル東京では、毎回ローストビーフをもりもり食べておりました。
食べないダイエットなどできたためしがありません。バレエを10数年続け、最近は大人になってトウ・シューズを履き直すという挑戦を行っているので、普通に食生活は気を付けています。
でも、例えば原稿の合間にチョコレートをかじるとか、軽食に甘いパンを選んじゃうとか、友達とピエール・マルコリーニやル・サロン・ド・ニナスに行って甘いものを食べることは制限していません(私含めお酒をあまり飲めない・飲まない友人が多いので、ちょっと高級な甘いものが会うときの贅沢時間なのです)。
なので、いざ行けば不安より「おなかがすいた」で頭が占領されていて、ラーメンだの、アルフォートホワイトだの、ハンバーガーだの、明太子のっけご飯だの、食べ物が浮かんでは消えていました。たかが10数時間の断食でこのありさま。
◆いざ健診へ!未知の感覚に振り回される

