阪神戦へ向け調整する則本(撮影・松井美里)

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 14日・阪神戦に先発する巨人の則本昂大投手(35)が13日、ジャイアンツ球場で投球練習をするなど最終調整。幼少期に阪神ファンだった右腕が立つ初めての「伝統の一戦」へ、闘志を燃やした。ポイントは応援歌の封印だ。

 「前年のチャンピオン。そこに勝っていかないと上位は目指せないので」。表情は自然と引き締まる。12年ぶりに先発で立つ甲子園だ。これまで守護神での2登板を含めて3試合でいまだ無失点。無敵の球場だが「マウンドから浴びるタイガースファンの応援はすごい」と警戒心を強めた。

 スタンドを埋め尽くす敵地の洗礼がある。それでも、則本の心配ごとは別次元だった。「阪神のチャンステーマとかは歌えるんで。極力歌わない、極力聞かないように努力したいなと思います」とニヤリと笑った。

 滋賀県出身。テレビで応援するのはいつも阪神戦だった。「桧山さんはすごい好きでした」とお手本にしたこともあるという。ある意味、リラックス効果を生むかもしれない敵地をホームに変える。則本が伝統の一戦で、移籍初勝利を目指す。