「ゲーセン」と「ベティちゃん」で急浮上 惜敗から1週間…仲村果乃が即V争いへ
【写真】桑木志帆らとペアルックでした
1番パー5から、その予兆はあった。残り198ヤードから3Wで狙ったショットがピン5メートルの位置に。これを決めて“おはようイーグル”で飛び出した。その後も3番、4番でも立て続けに5メートルを決める。前日のパット数は『31』だったが、2日目は『27』。苦しんだ姿は見る影もない。苦戦の原因は、傾斜が強いグリーンでラインが読めなかったこと。そこで「ラウンド後にショット練習はやらずに、1時間30分くらいパターをずっと打ってました」と対策。「キャディさんも読めなくて(笑)」。こんな状況を打破するために、練習グリーンで一緒にラインを読み合い、そのクセを頭に叩き込んだ。浅く読んでいたものを大きく。これが導き出した結果。1番はフックラインを読み切って決めたもので、練習効果の「自信」にもつながった。先週の「ヤマハレディースオープン葛城」では、最終18番で約2.5メートルのバーディパットが決まらず、高橋彩華、荒木優奈との三つ巴のプレーオフへ。2ホール目までもつれたが、ここも同じような距離のチャンスを逃し、結果的に高橋に優勝を譲った。ただ、「悔しかったけど、またチャンスが来る」と切り替えた。師匠の吉川なよ子からの『すごくいいショットだったし、リズムも良かった。パッティングもちゃんと打てていたから、次もチャンスがあるし大丈夫』という言葉もその背中を押す。さらに、今週の月曜日にはゲームセンターのUFOキャッチャーでリフレッシュ。「マリオのスターの小さいキーホルダーを取りました。楽しんで遠征に来ています」。投資わずか1000円で、すっかり前を向くこともできた。この日は同組の天本ハルカと、同じベティちゃんが大きく描かれたウェアでプレー。「今週は(契約するラウドマウスが)ベティちゃん週間。(桑木)志帆ちゃんも一緒で、朝、3人で写真を撮りました」。天本との“双子コーデ”は偶然の産物ではあったが、「ベティちゃん効果って書いてください! かわいくて気持ちも上がったので」と、笑顔も弾ける。初日の課題も克服し、最終日は昨年11月の「樋口久子 三菱電機レディス」に続くツアー通算2勝目を目指していく。首位とは3打差。「普段通りやれば狙えると思う。マイペースで」。2週連続の優勝争いには自然体で臨むつもりだ。オフのトレーニング効果で飛距離も10ヤード以上アップ。たくましさを身につけた24歳は、今週こそ一番輝くスターになる。(文・間宮輝憲)
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