子どもが小学校に進学するときに、働き方を検討しなくていけない状況を指す「小1の壁」。ESSEonlineでは、小学1年生以上の子どもを持つ世帯189名(※)を対象に、「小1の壁」に関する調査を実施しました。その結果、41%が「小1の壁」を感じたことがあると回答。そこで読者のリアルな声とともに、「ESSEベストフレンズ101」(有資格者やさまざまな分野での暮らし上手が集まる選抜読者組織)3名の「小1の壁」にまつわるエピソードを紹介します。

※ 全国の30〜50代女性で構成されたESSEの読者モニター「ESSEフレンズレポーター」を対象に実施

読者189人のうち41%が「小1の壁を感じたことがある」と回答

調査対象:全国の30〜60代女性で、「子どもが小学校に進級している/すでに卒業している」方

調査人数:189人

調査期間:2025年9月15日〜10月22日

調査方法:インターネットによるアンケート回答

Q:子育てにおいて「小1の壁」を感じたことがありますか?(合計189人)

はい:41%(78人) いいえ:59%(111人)

子育て家庭のなかで、「小1の壁」を感じたことのある人はおよそ4割にのぼります。なかでも多くは、進学してすぐに直面しています。

アンケートでは「進級からGWまでの約1か月は、幼稚園時代よりも早い下校で仕事の調整が必要だった」「フルタイムで仕事復帰した直後に入学準備が重なり苦労した」「子ども同士のトラブルが発生した際、フルタイムで働きながら対応するのに苦労した」といった声が寄せられました。

また、「授業参観が平日で有休のやりくりに苦労した」「PTAがフルタイムでも容赦なく回ってくる」という学校行事やPTAの役割分担の負担に悩む声も聞かれました。

「授業参観が月1回ほどありました。学校は働く親も参加できるチャンスをつくってくれているのだと思いますが、子どもは毎回来てほしがるので、仕事の調整が大変です」(はるはるチームさん・40代後半・主婦)

●子ども自身の変化に悩む声も

小学校進級後に感じた課題や困難についても調査を行ったところ、「子どもが時間割に合わせて生活するのが難しく、慣れるのに時間がかかった」「新しい環境への不安と緊張からか夜泣きが始まった」など、子ども自身の変化に戸惑う声が見られました。しかし、なかにはこんなエピソードも。

「入学して最初の2か月くらいは、よく腹痛や体調不良を訴えていました。保健室通いが続いていましたが、あるとき、先生が『これをつけて毎日学校に来てね!』と、ヘアピンを渡してくれたんです。それからは体調不良を訴えることはなくなって、少しずつ学校に通えるようになりました」(はあちゃんさん・30代前半・事務職)

●就学前とのギャップへの困惑

また、「宿題の予習・復習や、持ちものの準備など、子どもに関わる時間が格段に増えた」「仕事が終わってから、宿題を教えながら家事もするのが大変」といった、家庭内での負担に悩むケースも多く見られます。

ESSEベストフレンズ101が抱える「両立の悩み」&気づき

これらのお悩みについて、3名の「ESSEベストフレンズ101」からも声が集まりました。仕事と学校行事の両立に悩んだ経験や、家庭内の負担が増えたと感じた瞬間など、進級後に直面したリアルな声を紹介します。

●おがわりさん(40代)の場合

<ミニマリストを目指すパート事務員。夫(40代)、長女(小学生)の3人家族>

「フルタイムからパートに転職し、学童にも入れたので小1の壁は関係ないと思っていました。でも始業式や参観日の連絡、突然の持ちもの要請が続き、想像以上に負担が増加。また、子どもの行き渋りも勃発。子どもが機嫌よく学校に行ってくれるように、休日はなるべく出かけ、たまに仕事を休んで通常下校時刻に迎えに行きました。行き渋りはなくなりましたが、有休をかなり使い心身ともに疲労困憊でした、」

●大熊江美子さん(40代)の場合

「最近のPTAは男性の参加も増え、分担自体は進んでいると感じます。ただその一方で、集まる時間の調整がすごく大変でした。働き方によっても時間の使い方が違うことを痛感しました」

●中島陽子さん(30代)の場合

「入学当初、子どもが登校を泣いていやがり、登校拒否をしたことがありました。私も仕事を休めず、一度だけ子どもを連れて出勤。職場では同僚がかわいがってくれましたが、帰宅してから子どもから『今日は学校を休んでごめんね』とひと言。翌日からはきちんと登校するようになりました。子どもの要望を聞き入れたことで、安心できたのかもしれません」

30〜60代で「小1の壁」を経験した女性の多くが、下校時間の早さや学童の仕組みに苦労していることがわかりました。家庭内の工夫や働き方の調整だけでは対応が難しいケースもあり、学校や地域の支援情報の充実など、周囲のサポートの重要性がうかがえます。

※ ESSEフレンズレポーター:全国の30〜50代女性で構成される総勢298人の読者モニター

※ ESSEベストフレンズ101:有資格者やさまざまな分野での暮らし上手が集まる選抜読者組織