最終回を迎えた『ばけばけ』高石あかり「毎朝SNSで感想が届くのがうれしかった」トミー・バストウ「切ない気持ちは、きっと来月から」
高石あかりさん(高ははしごだか)主演・連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。明治時代を舞台に、怪奇文学作品集『怪談』で知られる小泉八雲の妻、セツをモデルにした物語。ヒロインの雨清水トキ役を高石あかりさん、夫で小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにしたレフカダ・ヘブン役をトミー・バストウさんが演じ、怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描いてきました。
【写真】トミー・バストウさん、高石あかりさん、ふじきみつ彦さん
3月27日に第125回が放送され、長い物語が幕を閉じました。
最終回を迎え、トキ役の高石あかりさん、ヘブン役のトミー・バストウさん、脚本のふじきみつ彦さんがコメントを発表しました。
とにかく感謝を伝えたい
●高石あかりさんコメント
半年間『ばけばけ』をご覧いただき、本当にありがとうございます。ご覧いただいた皆さんにすごく支えられていたので、とにかく感謝を伝えたいです。 最終回のトキが蚊に刺されるシーンは、本番での感情を大事にするため、リハーサルをほぼ行わずに撮影しました。
撮影の前に私の感情が高ぶりそうになると、池脇さんが笑わせてくださるなど皆さんが抑えてくださって。1年間一緒だったからこそ、全員が私のことを理解してくださっていたおかげで、トキとして生きてきたことが全てあふれるようなシーンになりました。
『ばけばけ』は、ほかの皆さんと脚本を信じるだけで、大丈夫だと思えた作品でした。 ラストシーンは、この1年のことを思い出して、情感たっぷりに演じよう…なんてことは思っていなくて、2人の日常をただ演じるだけと思って挑みました。
ところが、その前日までヘブンさんが亡くなったあとのトキが後悔しているシーンを撮影していたので、目の前にいるヘブンさんを見た瞬間に、懺悔(ざんげ)したくなってしまったんです。
そういう場面ではないし、どうしたらいいんだろう、と思っていたときに、ふと「散歩しましょうか」というセリフは、ヘブンさんへの告白なんだと気がつきました。
そこからは安心して、とにかく“愛している”と伝えたいという思いで撮影しました。 皆さんの反響を感じながら撮影を行うということも初めての経験で、毎朝SNSで感想が届くのが本当にうれしかったです。
イベントなどでお会いした時の優しさや表情にも、たくさん救われていました。皆さんの応援が、私含めて、キャストの方々や、一緒に作ってきたスタッフの方々にも届いていました。半年間、本当にありがとうございました。
自分の一部もなくなったような
●トミー・バストウさんコメント
最後まで見てくださってありがとうございます。始まる前に「ずっと見ないと“ばけて”出るよ」と言っていましたが、たくさんの方が見てくださって、これなら“ばけて”出なくて良さそうです(笑)。
一番心に残っているのは、ヘブンが亡くなる直前のトキとのシーンです。あのシーンを経てヘブンが亡くなったとき、まるで自分の一部分もなくなったような気持ちになりました。
一方で、クランクアップの瞬間は、マラソンを走り終えたような達成感がありました。切ない気持ちは、きっと来月になったら感じ始めるのだと思います。
日本でこんなに長期間撮影することができ、さらに、こんなにすばらしい作品になって、本当にうれしいしありがたいです。ぜひまた、日本で皆さんとお会いできたらと思います。
すばらしい日々だった
●ふじきみつ彦さんコメント
『ばけばけ』と最後まで散歩して下さった皆さん、本当にありがとうございました、ありがとう存じました、センキョーです。
二年前の夏、『ばけばけ』制作発表で、「光でも影でもない、少し変わった、しかし何気ない日常を送ったトキの物語を好きになってもらえたら嬉しいです」と言ったのですが、多分きっと、おトキちゃんのことだけでなく、ヘブンさんのことも、錦織さんのことも、松野や雨清水の家族をはじめとする『ばけばけ』の登場人物たちみんなのことも、たくさんの方に好きになってもらえたのではないかと感じられる半年間を過ごすことが出来、終わりを迎えることがうらめしい、けどすばらしい日々だったとつくづく感じる今日です。 あー、けど寂しい!今夜は僕も、散歩してきます。
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朝ドラ通算113作目となる『ばけばけ』は、明治時代を舞台に、怪奇文学作品集『怪談』で知られる小泉八雲の妻、セツをモデルにした物語。ヒロインの松野トキ役を高石あかりさん、夫で小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにしたレフカダ・ヘブン役をトミー・バストウさんが演じ、怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描きます。
トキの父・司之介を岡部たかしさん、母・フミを池脇千鶴さん、トキの祖父 ・松野勘右衛門を小日向文世さん、ヘブンをサポートする錦織友一を吉沢 亮さんが演じます。脚本はふじきみつ彦さんが担当。主題歌は、ハンバート ハンバートの『笑ったり転んだり』。
