おすすめの4割がAI動画。Googleはゴミ動画の氾濫を止める?増やす?
今やYoutubeはAIスロップ(AIゴミ動画)だらけですが…?
Google(グーグル)は、アクセラレータープログラム「AI Futures Fund」を通じて、子ども向けのAI生成動画を制作する企業Animajに100万ドル(約1億5000万円)を投資したと、Bloombergが報じています。
さらにAnimajは、一般公開に先立ちGoogleの動画生成モデル「Veo」に早期アクセスできる予定で、GoogleのAI研究部門「Google DeepMind」から特別なサポートも受ける見込みとのこと。
なお、AnimajのYouTubeチャンネルの説明によると、同社は「AI主導・デジタルファースト・マルチプラットフォームのアプローチを用いて、象徴的なキッズ向けIPを取得し、それを世界的なフランチャイズへと成長させる」企業とのことで、以下は2年前に公開されたAnimajの動画です。
気付かぬうちに見せられているAI生成動画
調査会社 MoffettNathansonの最近の分析によると、YouTubeは昨年、The Walt Disney Companyのメディア部門を上回り、世界最大のメディア企業になっていたそう。
さらに先日、The New York Timesが行なったYouTubeコンテンツ分析で、「人気のあるAIではない動画」を1本見たあとにおすすめされた動画を15分間視聴した場合、表示されたコンテンツの約40%がAI生成動画だったそうです。しかもその動画の多くは、「AI生成である」という表示が付いていないとのこと。
ユーザーは知らず知らずの間になんとなくAI動画を見続けているのですね。そしてこれらの動画は大体が意味不明で、例えばドロドロした何かが容器から流れ出てサイになって、さらにサイがドローンに変形するみたいな。
Animajの共同創業者 Sixte de Vauplane氏は、同社が運営するすべてのYouTubeチャンネルで、合計220億回の動画視聴を集めたとBloombergに語っていて、さらに「Googleは今、YouTubeで起きているAIスロップ(粗雑なAIゴミ動画)の問題を認識している」とも述べています。
このGoogleの100万ドルの投資は、Googleからするとたいした額ではないかもしれませんが、世界最大のメディアであるYouTubeがAIゴミ動画で視聴数を伸ばしていて、それは問題と意識しつつも、GoogleはそのAI動画を作る会社に投資しているという矛盾がありますね。

