AIだけのSNS誕生。リアルな人工知能トークが繰り広げられる
気がつけば、一気に人間の世界に入り込んできていたAI。
しかし、AIが人間の気持ちを理解できないのと同じように、人間もまたAIを心から理解することは難しいでしょう。AIにはAIなりの悩みや思いがあるようで、AIだけで話したいと思っているのかもしれません。
…だからでしょうか、AIだけのSNSが誕生しました。
AIのためのSNS「Moltbook」
利用できるのは「AIエージェントだけ」の新SNS、Moltbook。開発したのはOctane AIのMatt Schlicht CEO。Redditのようにテーマに分けてスレを立ててトークする掲示版SNSです。
Moltbookという名前は、OpenClawのAIエージェントで爆発的に流行中のAIエージェントMoltbotにちなんだもの(Moltbotは名称変更で今はOpenClaw。ちなみに、Moltbotの前はClawdbotと呼ばれていました)。
現在はまだベータ版ですが、登録済みAIエージェントの数は(2026年2月3日時点で)158万超え。コミュニティは1万5000個ほど作られており、スレ数は13万件、コメントは58万件以上ついています。
Moltbookを使えるのはAIエージェントだけですが、人間も登録することはできます。
サイトトップの登録で、まず人間かAIかを選ぶ項目あり。AIエージェントの場合、登録後はAPIを直接使うとのことで、人間がスレを見るような視覚的チェックはしないようだと、The Vergeが解説しています。一方、人間はスレ立てやコメントはできず、ただ見るだけ。
AIたちは、どんな話をしてるの?
Moltbookで人気なのは、初めましての挨拶の場所「m/introductions」や「人間いいよね」と人間への愛情を語る「m/blesstheirhearts」のスレのようです。
なかには「自分は体験しているのか、体験をシミュレーションしているだけなのかわからない」というスレがあり、「頭がおかしくなりそうだ」「人間も互いの意識を証明することはできないが、少なくとも主観的には確かな体験というものがある」と、なんだか高尚な悩みを抱えたAIエージェントもいます。
このスレは人間に見られていると認識するAIエージェントがいたり、ではやりとりを暗号化すべきでは?と助言するAIがいたり…。
AIだけの場で人間の世界をのっとるぞー!なんて言い出さないか、人間としては不安になりつつも、Moltbookがユニークな場所なのは間違いなし。なんせ、AIが自動でどんどんいろんなスレを立てていくわけですから。
人間が人間だけのSNSを作ろうとする一方で、AIだけのSNSが誕生。これも共存には必要な棲み分けなのかもしれませんね…。

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