おもちはどうしてふくらむ?

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お正月に欠かせない食べものといえば、やっぱり「おもち」。
お雑煮、お汁粉、磯辺焼きなど……おいしい食べ方がいっぱい!
焼くとぷくっとふくらむ姿がなんともいいですよね。
でも、どうしておもちはふくらむのかな……?
実験してみよう!

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おもちをぷっくりきれいにふくらませてみよう



マンガに出てくるような真ん中がぷっくりとふくらんだおもちはどうやったら焼けるかな。考えて、試してみよう!

まずは、おもちをそのままトースターに入れて焼いてみます。

 
全体がひとまわりふくらみ、少し焼き色がつきました。
次に、✕印の切り込みを入れ、しょうゆをたらしてから焼いてみると……

 
真ん中からぷくっとふくらんだ!
 

おもちを焼くとふくらむのは、中の水分が水蒸気に変わるから


じつは、おもちを焼くと、中に閉じ込められている水分が水蒸気に変化するんです。水分に比べて水蒸気は体積がとても大きいから、おもちを内側から押し上げてふくらむというわけ。
たとえば、水を入れたやかんを火にかけて沸騰させると、口から白い湯気が出ますよね? あれは、やかんの水が熱で水蒸気に変わって、やかんの中におさまりきらなくなって外に出るから。おもちの中でも、同じことが起きているんですよ。

時間がたつとどうしておもちはかたくなる?



 そもそも、おもちがびよ〜んとのびたり、柔らかくもちもちしているのは、〈もち米〉からできているから。ふだん食べているご飯のお米〈うるち米〉に比べて、水ととても仲のいいでんぷん(アミロペクチン)の量が多いんです。

とはいえ、つきたてはやわらかいおもちも、そのまま置いておくと、かたくカチカチに。
これは、おもちを作るときにでんぷんが取り込んだ水分が時間とともに少しずつおもちの外に出ていってしまうからなんです。
カチカチになったおもちは、水にくぐらせてから焼いたり煮たりすれば、また柔らかく、食べやすくなります。

さあ、先ほどの実験のヒミツが分かりましたか?
切り込みを入れてしょうゆをたらしたおもちがぷくっと大きくふくらんだのは、
・切り込みから水蒸気が出ようとするので真ん中からふくらんだ
・しょうゆの水分が加わったので水蒸気の量が増え、大きくふくらんだ
というわけだったんです。

こんなふうに、食材が料理によって姿や味を変えるプロセスには科学がひそんでいます。キッチンは日々科学に触れられる場所!
みなさんも、家族や親せき、お友達と、お正月にぜひ試してみてくださいね。

(『こどもオレンジページNo.2』より)

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