美しくて省電力で長寿命! いいことずくめのLEDテールランプに潜む弱点とは

LEDは一粒点灯しないだけでも車検には通らない
国産車では2003年ごろから普及し始めたLEDのテールランプ。従来の電球よりも明るいし、消費電力は少ないし、点灯・消灯の応答速度も早く、長寿命でメンテナンスフリーとメリットが多い。
その反面、LEDテールランプにもデメリットがある。それはLEDの球切れ……。
LEDのテールランプは、複数のLEDを組み合わせてひとつのライトになっている。本来長寿命がウリのLEDだが、15年近く前の純正LEDテールランプとなると、10数個で構成されるテールランプのLEDが球切れを起こすクルマが増えてきている。

たくさんあるLEDのひとつぐらい球切れを起こしても、走行には何の支障もないのでは?と思うだろうが、独立行政法人自動車技術総合機構によると、「LEDのテールランプは、ひとつでも切れていると、『不点灯灯火』となり保安基準に適合しない=車検に通らない」とのこと。
だったら、切れたLEDの球を交換すればいいと考えるかもしれないが、じつはそれが容易ではないのだ。純正のLEDテールランプは、一体式で灯体が非分解タイプ。したがって、LEDの球がひとつでも切れると灯体丸ごとの交換になるので、非常に部品代が高くつく(およそ3万円前後)。

社外品は球切れ警告が点灯することも
これは社外品のLEDテールランプでも同じこと。社外品の場合、一部分解可能なタイプもあるので、LED専門店などで修理可能というケースもある。修理ができればラッキーだが、社外のLEDは品質もバラつきがあるので、ひとつ直しても、すぐに別のLEDが切れるということも……。またハンダ不良やハンダのクラックなどが原因の場合もある。
さらに、もともと電球だったテールランプをあとから社外のキットでLED化すると、車種によって、インジケーター内の球切れ警告が点灯することも。
「球切れキャンセラー」などの部品を取り付けることで解消する場合もあるが、ほかにも後付けLEDランプで不具合が出ることもあるので、安易にLED化を考えず、ノウハウのある専門店に相談すること。ちなみにハイマウントストップランプのLEDも条件は同じ。
LEDはメリットも多いが、球切れになると万単位の修理代がかかるので、実績のあるものを選ぶようにしよう。
