「タオパンパ」とは?家事をしない男たちの生態と原因
「バスタオルは?」「あのTシャツどこだっけ?」など置き場所を覚えない夫。トイレの紙やウォーターサーバーの水を“ちょい残し”して次の人に補充させようとする職場の男性。悩み相談をしたら「企画書にまとめてから話してくれない?」と返す彼氏…。
そんな残念な男性の生態とつき合い方をまとめた書籍『よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門』という書籍が話題です。

「意外なほど男性にも売れている」と話す清田隆之さん著者は、恋バナ収集ユニット「桃山商事」としての活動を通じてさまざまな女性たちの愚痴や悩みに耳を傾けてきた清田隆之さん。ESSEonline世代の女性が男性とうまくやっていく方法を探るべく、お話を伺いました。
『よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門』の目次には、こんな男性たちの習性が並んでいます。

ほうれんそうが遅すぎる男たち
これだけ見ても「あるある!」と膝を打つ女性も多いのでは。
このような男性の生態はどうして生まれてしまうのか、男性当事者からの目線で発信している清田隆之さんに伺いました。
――本を拝読して、「ほんとそれ!」だらけでした。周りの女性に話を聞くと、一緒に暮らしているパートナーにイライラが募り、好きという気持ちだけでは埋められない溝を感じて「あきらめ」の境地に至っている人が多くて…。そんなモヤモヤがこの本を読んで少し和らいだように思います。

桃山商事としての活動をしているなかで、数多くの女性から恋愛や結婚生活についての悩みを聞き、その原因は男性のふるまいにあるのでは…と感じました。
「つき合い始めたらどこにも出かけなくなった」「食べた後のお皿を洗わない」「たまにゴミ捨てするだけでドヤ顔」など、別々の女性たちから驚くほど似たような話が出てくるのを何度も目の当たりにし、背景にはもしかしたら男性全般に共通する構造があるのではないかと…。
この本は男性が「やらかしてしまった」話を集めて、「どうしてそうなったか」をできるだけロジカルに分析しています。女性から聞いた800以上のエピソードを担当編集さんと一緒に半年間かけて分類し、箇条書きやイラストでの図解、フロー化など、論理的で理解しやすく、記憶に残りやすい解説を心がけました。

図やイラストで男性の残念なエピソードを補足している――7月に本を出されてから売れている、ウケているという実感があるかと思いますが、男女や年齢などどんな層に読まれていますか?
思っている以上に男性にも読まれていて、データを見ると男女半々くらいになっています。女性は若い層から、男性は30〜40代が多いみたいです。
男性からは「身につまされる」「目を背けちゃいけない」といった声をいただいています。
女性たちから聞いた「男に対する不満や疑問」にまつわるエピソードをベースにしているため、どうしても男性の耳に痛い内容になってしまうことは予め想定していたのですが、男性にも手に取ってほしいと考えていたので、ただ男性の悪口を書き連ねるような本にはしたくありませんでした。
「#metoo」ムーブメントや性差別的なCMの炎上などジェンダー問題がクローズアップされている現代にあって、セクハラやパワハラの基準がわからず女性とのコミュニケーションにビクビクしている男性や、妻がイライラしているのにどうしたらいいのかわからない男性、恋愛や女性との関係をどう進めていいのかわからない男性など、性差のことで困惑している人も少なくないと思うんです。
そういう人に読んでもらって、男女の理解が進み、相互理解を深めるきっかけになればいいなと願っています。女性読者にとっては、「私が言いたかったのはこういうこと!」という感じでモヤモヤを晴らし、身近な男性に思いを伝える際の「説明代行本」として役立ててもらえたらなと思っています(笑)。

男性は、生活のベースとなる部分を女性に担わせている、担ってもらっているという意識がそもそも少ない人が多い。その日着ていた服を脱ぎ散らかしておくといつの間にかキレイに洗濯され、たたんだ状態でタンスにしまわれている…。おそらく独身のときは母親が、結婚してからは妻がやっているんだと思いますが、「やってもらっている」という意識が薄い。なんなら当然くらいに思っている人もいますよね。
この間「タオパンパ」という言葉を初めて知ったのですが、これはお風呂から出たときに「タオル」「パンツ」「パジャマ」が用意されており、その状態を当然のように要求する男性を指すスラングなのだそうです。これが「あるあるネタ」として共有されているということは、いまだにそういう男性が数多く生息していことの証拠なわけで…かなり衝撃的でした。
――ESSE onlineの主な読者は恋愛というよりは生活そのものに興味がある方が多いのですが、その中で夫やパートナーに「ゴミ出しするだけで家事をやってる感」「送り迎えするだけで子育て参画感」を醸し出されてイラついていると聞きます。「家事シェア」も定着しないまま、「私がやれば早いし」って引き受けちゃう。
この本における「小さな面倒を回避しようとする姿勢」や、家事の「他人事感と性別役割分業意識」ですね。女性側から「あきらめる」以外の選択肢、アドバイスがあれば教えてください。

ゴミ出しするだけで家事メンを気取る男性の話、めちゃめちゃよく聞きますよね…。これっておそらく、背景にある「お膳立て」に気づいていないことが問題だと思うんですよ。
これは社会学者の平山亮さんが著書『介護する息子たち──男性性の死角とケアとジェンダー分析』(勁草書房)の中で指摘していた問題ですが、ゴミ出しと言っても、ゴミ箱の設置やゴミ袋の補充、また指定の日にゴミをまとめて口をしばり、玄関に置いておく…という作業が存在しているわけですよね。これをやらず、ただそれをゴミ捨て場に運んだだけではたして「家事をやっている」と言えるのか…。
また、家事というのは日々を安定的に回すために必要な作業で、継続性というのも重要になってくる。しかしそこをまるでわかっていない男性が多いというのもよく聞く話で、たとえばとある既婚女性はこんなエピソードを聞かせてくれました。

話し合いができない男たちその女性は家計や家事全般を担っていて、毎日の食事にしてもスーパーの安い日に食材をそろえて栄養バランスも考えた上で献立を決めていました。
なのにある日夫が突然「今日は料理するぞ!」と言い出し、スーパーで高い肉を買ってきてステーキを焼いたと。高いお肉をバターで焼いたものなので当然おいしくて子どもウケも抜群。それで「パパ料理うまい! 毎日つくって!」なんて褒められてご満悦の様子で、その女性は「マジで離婚してやろうか」と思ったそうです。
女性のイライラややるせなさは相当なものだったと想像しますが、一方で夫のほうはたぶん、女性が怒ったとしてもなにが悪かったのか本気でわからないと思うんです。いつもは食材にいくらかけていてそれが月額いくらになるのか、家計や栄養バランスのことを考えて毎日食事をつくり続けるとはどういうことなのか…そのあたり、夫はおそらくわかっていないですよね。

お金のつかい方が意味不明な男たちそういう背景を伝えながら男性と話し合ってみるのはいかがでしょう、というのが一応のアドバイスになりますが、女性からしたら「男のほうが主体的に自覚すべき問題でしょ」って話だと思います…。
――周りで離婚を考えている女性が増えています。この本でいう「人の話を聞かない男たち」や「謝らない男」、「何事も適当で大雑把な男」が多くて、夫婦なのに一人で戦っている感があるんです。ただ実際には経済的なことや将来への漠とした不安があって離婚にまで至らない場合も。
でも働き方改革で男性の残業が減って稼ぎが減ったり、リモートで家にいる時間が増えたりすると衝突が増え、いよいよ離婚件数が増えそうな気がします。もっと男性は危機感をもった方がいいと思うのですが、いかがでしょうか?
ちょうど先日、3人の子どもをワンオペで育児しているという主婦の方の話を聞いたのですが、彼女は夫への絶望を理由に仕事を始めたと言っていました。つまり「いつでも離婚できるカード」をもっておきたいということですね。このように、「離婚するとなったらこう稼ぐ」「別居したらとりあえずあそこに逃げ込めばいい」など、お金や行き場などを考えておく。実際にそのカードをきらないまでも、逃げ場があるだけで健やかに過ごせると思うんです。

謝らない男たち仮にこのような女性が増えているとしたら…やはり男性は危機感を抱くべきではないかと感じます。ある知り合い女性は、子ども2人の相手をしながら食事をつくったりと立って働いているときに、早く帰ってきた夫がソファで缶ビールを飲みながら鼻歌で『マリーゴールド』を歌っているのを見て本当に頭にきたと言っていました。あいみょんはなにも悪くないんですが(笑)。
今は共働き家庭が普通になっていますよね。「男性が外で働き、女性が家を守る」という価値観はもはや過去のものになりつつある。なのに実態としては家事や育児をしない男性が多いとなると、夫にイラつく女性がますます増えるかもしれませんね。もっと男性は危機感を持った方いいかも…。
●教えてくれた人
【清田隆之さん】
1980年、東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している。著書に『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』
(イースト・プレス)、単著に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』
(晶文社)など。Twitter:@momoyama_radio
<イラスト/死後くん 撮影/ESSEonline編集部 取材・文/福村美由紀>
そんな残念な男性の生態とつき合い方をまとめた書籍『よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門』という書籍が話題です。

「意外なほど男性にも売れている」と話す清田隆之さん著者は、恋バナ収集ユニット「桃山商事」としての活動を通じてさまざまな女性たちの愚痴や悩みに耳を傾けてきた清田隆之さん。ESSEonline世代の女性が男性とうまくやっていく方法を探るべく、お話を伺いました。
男性は女性に「生活のお膳立て」をしてもらっている自覚がない
『よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門』の目次には、こんな男性たちの習性が並んでいます。

ほうれんそうが遅すぎる男たち
・小さな面倒を押しつけてくる男たち
・なにかと恋愛的な文脈で受け取る男たち
・決断を先延ばしにする男たち
・人の話を聞かない男たち
・謝らない男たち
・女性の身体について無理解な男たち
・仕事とプライベートで別人のようになってしまう男たち
・プライドに囚われる男たち
・イキるくせに行動が伴わない男たち
・男同士になるとキャラが変わる男たち
・すぐ不機嫌になる男たち
・何ごとも適当で大雑把な男たち
・付き合い始めると油断する男たち
・「ほうれんそう」が遅すぎる男たち
・上下関係に従順すぎる男たち
・話し合いができない男たち
・お金のつかい方が意味不明な男たち
・身体のことを考えていない男たち
・保守的で変化を嫌う男たち
・シングルタスクな男たち
・なにかと恋愛的な文脈で受け取る男たち
・決断を先延ばしにする男たち
・人の話を聞かない男たち
・謝らない男たち
・女性の身体について無理解な男たち
・仕事とプライベートで別人のようになってしまう男たち
・プライドに囚われる男たち
・イキるくせに行動が伴わない男たち
・男同士になるとキャラが変わる男たち
・すぐ不機嫌になる男たち
・何ごとも適当で大雑把な男たち
・付き合い始めると油断する男たち
・「ほうれんそう」が遅すぎる男たち
・上下関係に従順すぎる男たち
・話し合いができない男たち
・お金のつかい方が意味不明な男たち
・身体のことを考えていない男たち
・保守的で変化を嫌う男たち
・シングルタスクな男たち
これだけ見ても「あるある!」と膝を打つ女性も多いのでは。
このような男性の生態はどうして生まれてしまうのか、男性当事者からの目線で発信している清田隆之さんに伺いました。
――本を拝読して、「ほんとそれ!」だらけでした。周りの女性に話を聞くと、一緒に暮らしているパートナーにイライラが募り、好きという気持ちだけでは埋められない溝を感じて「あきらめ」の境地に至っている人が多くて…。そんなモヤモヤがこの本を読んで少し和らいだように思います。

桃山商事としての活動をしているなかで、数多くの女性から恋愛や結婚生活についての悩みを聞き、その原因は男性のふるまいにあるのでは…と感じました。
「つき合い始めたらどこにも出かけなくなった」「食べた後のお皿を洗わない」「たまにゴミ捨てするだけでドヤ顔」など、別々の女性たちから驚くほど似たような話が出てくるのを何度も目の当たりにし、背景にはもしかしたら男性全般に共通する構造があるのではないかと…。
この本は男性が「やらかしてしまった」話を集めて、「どうしてそうなったか」をできるだけロジカルに分析しています。女性から聞いた800以上のエピソードを担当編集さんと一緒に半年間かけて分類し、箇条書きやイラストでの図解、フロー化など、論理的で理解しやすく、記憶に残りやすい解説を心がけました。

図やイラストで男性の残念なエピソードを補足している――7月に本を出されてから売れている、ウケているという実感があるかと思いますが、男女や年齢などどんな層に読まれていますか?
思っている以上に男性にも読まれていて、データを見ると男女半々くらいになっています。女性は若い層から、男性は30〜40代が多いみたいです。
男性からは「身につまされる」「目を背けちゃいけない」といった声をいただいています。
女性たちから聞いた「男に対する不満や疑問」にまつわるエピソードをベースにしているため、どうしても男性の耳に痛い内容になってしまうことは予め想定していたのですが、男性にも手に取ってほしいと考えていたので、ただ男性の悪口を書き連ねるような本にはしたくありませんでした。
「#metoo」ムーブメントや性差別的なCMの炎上などジェンダー問題がクローズアップされている現代にあって、セクハラやパワハラの基準がわからず女性とのコミュニケーションにビクビクしている男性や、妻がイライラしているのにどうしたらいいのかわからない男性、恋愛や女性との関係をどう進めていいのかわからない男性など、性差のことで困惑している人も少なくないと思うんです。
そういう人に読んでもらって、男女の理解が進み、相互理解を深めるきっかけになればいいなと願っています。女性読者にとっては、「私が言いたかったのはこういうこと!」という感じでモヤモヤを晴らし、身近な男性に思いを伝える際の「説明代行本」として役立ててもらえたらなと思っています(笑)。

男性は、生活のベースとなる部分を女性に担わせている、担ってもらっているという意識がそもそも少ない人が多い。その日着ていた服を脱ぎ散らかしておくといつの間にかキレイに洗濯され、たたんだ状態でタンスにしまわれている…。おそらく独身のときは母親が、結婚してからは妻がやっているんだと思いますが、「やってもらっている」という意識が薄い。なんなら当然くらいに思っている人もいますよね。
この間「タオパンパ」という言葉を初めて知ったのですが、これはお風呂から出たときに「タオル」「パンツ」「パジャマ」が用意されており、その状態を当然のように要求する男性を指すスラングなのだそうです。これが「あるあるネタ」として共有されているということは、いまだにそういう男性が数多く生息していことの証拠なわけで…かなり衝撃的でした。
小さな面倒を押しつける男たち。「あきらめる」以外の選択肢は?
――ESSE onlineの主な読者は恋愛というよりは生活そのものに興味がある方が多いのですが、その中で夫やパートナーに「ゴミ出しするだけで家事をやってる感」「送り迎えするだけで子育て参画感」を醸し出されてイラついていると聞きます。「家事シェア」も定着しないまま、「私がやれば早いし」って引き受けちゃう。
この本における「小さな面倒を回避しようとする姿勢」や、家事の「他人事感と性別役割分業意識」ですね。女性側から「あきらめる」以外の選択肢、アドバイスがあれば教えてください。

ゴミ出しするだけで家事メンを気取る男性の話、めちゃめちゃよく聞きますよね…。これっておそらく、背景にある「お膳立て」に気づいていないことが問題だと思うんですよ。
これは社会学者の平山亮さんが著書『介護する息子たち──男性性の死角とケアとジェンダー分析』(勁草書房)の中で指摘していた問題ですが、ゴミ出しと言っても、ゴミ箱の設置やゴミ袋の補充、また指定の日にゴミをまとめて口をしばり、玄関に置いておく…という作業が存在しているわけですよね。これをやらず、ただそれをゴミ捨て場に運んだだけではたして「家事をやっている」と言えるのか…。
また、家事というのは日々を安定的に回すために必要な作業で、継続性というのも重要になってくる。しかしそこをまるでわかっていない男性が多いというのもよく聞く話で、たとえばとある既婚女性はこんなエピソードを聞かせてくれました。

話し合いができない男たちその女性は家計や家事全般を担っていて、毎日の食事にしてもスーパーの安い日に食材をそろえて栄養バランスも考えた上で献立を決めていました。
なのにある日夫が突然「今日は料理するぞ!」と言い出し、スーパーで高い肉を買ってきてステーキを焼いたと。高いお肉をバターで焼いたものなので当然おいしくて子どもウケも抜群。それで「パパ料理うまい! 毎日つくって!」なんて褒められてご満悦の様子で、その女性は「マジで離婚してやろうか」と思ったそうです。
女性のイライラややるせなさは相当なものだったと想像しますが、一方で夫のほうはたぶん、女性が怒ったとしてもなにが悪かったのか本気でわからないと思うんです。いつもは食材にいくらかけていてそれが月額いくらになるのか、家計や栄養バランスのことを考えて毎日食事をつくり続けるとはどういうことなのか…そのあたり、夫はおそらくわかっていないですよね。

お金のつかい方が意味不明な男たちそういう背景を伝えながら男性と話し合ってみるのはいかがでしょう、というのが一応のアドバイスになりますが、女性からしたら「男のほうが主体的に自覚すべき問題でしょ」って話だと思います…。
――周りで離婚を考えている女性が増えています。この本でいう「人の話を聞かない男たち」や「謝らない男」、「何事も適当で大雑把な男」が多くて、夫婦なのに一人で戦っている感があるんです。ただ実際には経済的なことや将来への漠とした不安があって離婚にまで至らない場合も。
でも働き方改革で男性の残業が減って稼ぎが減ったり、リモートで家にいる時間が増えたりすると衝突が増え、いよいよ離婚件数が増えそうな気がします。もっと男性は危機感をもった方がいいと思うのですが、いかがでしょうか?
ちょうど先日、3人の子どもをワンオペで育児しているという主婦の方の話を聞いたのですが、彼女は夫への絶望を理由に仕事を始めたと言っていました。つまり「いつでも離婚できるカード」をもっておきたいということですね。このように、「離婚するとなったらこう稼ぐ」「別居したらとりあえずあそこに逃げ込めばいい」など、お金や行き場などを考えておく。実際にそのカードをきらないまでも、逃げ場があるだけで健やかに過ごせると思うんです。

謝らない男たち仮にこのような女性が増えているとしたら…やはり男性は危機感を抱くべきではないかと感じます。ある知り合い女性は、子ども2人の相手をしながら食事をつくったりと立って働いているときに、早く帰ってきた夫がソファで缶ビールを飲みながら鼻歌で『マリーゴールド』を歌っているのを見て本当に頭にきたと言っていました。あいみょんはなにも悪くないんですが(笑)。
今は共働き家庭が普通になっていますよね。「男性が外で働き、女性が家を守る」という価値観はもはや過去のものになりつつある。なのに実態としては家事や育児をしない男性が多いとなると、夫にイラつく女性がますます増えるかもしれませんね。もっと男性は危機感を持った方いいかも…。
●教えてくれた人
【清田隆之さん】
1980年、東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している。著書に『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』
(イースト・プレス)、単著に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』
(晶文社)など。Twitter:@momoyama_radio
<イラスト/死後くん 撮影/ESSEonline編集部 取材・文/福村美由紀>
