物理ダイヤルとボタンで動画編集と現像を素早く。Loupedeckの入力デバイスが日本発売
同社はこれまで、Adobe Lightroom用のコンソールLoupedeckを発売していましたが、本機「+」はユーザーの声により対応アプリケーションを増やした強化版。Adobe Lightroom Classic、Adobe Premier CC、Slylum Aurora HDRなどに対応します。
今回は、2018年6月にLoupedeck+を発売したのを機に、日本でもビジネスを展開することになりました。

発表会では、共同設立者兼マーケティング責任者のFelix Hartwigsen氏から挨拶が。同社のエンジニアには、ノキアやファーウェイで研究開発をしていた人も多く、彼らを中心に自社に研究開発チームを保有しているのがポイントと紹介します。
ユーザーにとってはアプリの機能を使うのが目的ではなく、編集作業こそが目的。Loupedeckは編集作業に集中できる作業環境を提供する――と訴えました。

続くトークセッションでは、カメラマンの内田尚子さんと、映像ディレクターの田所貴司さんを交えてLoupedeck+を使用した作業について感想が述べられました。

田所さんは、映像ディレクターとして編集とカラーグレーディング(色補正)を同時作業することもあるため、コンソールの操作だけで作業をし続けられるのが便利だったと感想が述べられました。
作業に集中できるのでついついやりすぎてしまうこともあるが、リトライや初期状態に戻す操作も簡単に行えるので、どこまで作り込めばいいかなどが把握しやすいのも良い点だと評価がありました。

内田さんも、画面に集中でき、アウトプットイメージを確認しながら作業できる点が良いと評価。リトライや試行が容易だと、様々な表現に挑戦できるようになると、クリエイティビティの面も強調しました。



トークセッションのあとは、実際のワークフローにおける作業手順を紹介するデモが行われました。今回はフォトスタジオでモデル撮影をした後、セレクトから加工、レタッチまでを行うという状況で、マウスとLoupedeck+に搭載されたダイヤルやボタンのみで作業が進められる様子が紹介されました。

発表会終了後にHartwigsen氏に、今後のサポートアプリケーションの拡充などを確認したところ、Adobe Photoshop CCやFinalCut Pro Xなど、ニーズが多く寄せられているアプリについては開発をしている点が明かされました。
「小さい会社なのでリソースに限りがあるので順次対応ということになるが期待してほしい」とのコメントも寄せてくれています。
また、多くのプロの現場で使用されているRAW現像アプリ「Capture One Pro」への対応も表明。こちらは既にベータテストを行っている最中で、多くの良いフィードバックも得られている。プロの現場に置けるワークフローで使えってもらえるような製品に仕上げたいとのことでした。
