将来、味覚をバーチャルに再現し流通させる味覚メディアが普及する
将来、甘味や酸味、塩味などをバーチャルに再現して流通させる味覚メディアが普及する。基本5味覚を電気刺激で再現する方法論ができたためだ。電極を口にくわえて舌に電気を流せば、味を抑制したり、増強したりできる。どんなにまずい食物でも、おいしく頂ける日が来るかもしれない。だが電源ケーブルを口から垂らして食べる姿は品がない。
宮下教授は「大きさは板ガム3枚分。電源という根源的な問題を解消した」と胸を張る。かめばかむほどアルミ箔をかんだ味がする。「好きな人はいる味。個人的には心地よくない」。
次は電子制御を搭載するのが目標だ。「電気刺激をコントロールして、狙った味を出したい」。カメラと動画のように自分のお気に入りの味を配信する時代。デジタルな味見はゼロカロリーだ。母の味は永久に記録され、外食産業は変革、世界の食糧問題にも一石を投じるかもしれない。
